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231(05/12/02)
ようこそ、
Mac mini

 さて。3年半ぶりのMac買い替えで、Mac mini(と液晶ディスプレイ)を本日購入した。

 正確に記しておくと、製品番号「M9686J/B」で、プロセッサは「1.25GHz PowerPC G4」、OSは「Mac OS X version 10.4 Tiger」である。税込み価格58,800円のマシン。HDD40GBを合計80GBに増設(プラス6,090円)、メモリは512MBあるが、念のため1GBに増設(プラス11,970円)、補償期間を1年から3年に伸ばすためのAppleCare Protection Plan(プラス21,000円)をつけた。液晶はヒュンダイのVGAディスプレイ(ミニD-SUB15ピン、アナログ)17インチ(3万弱)を選んだ。

 あわせて、マイクロソフトのWordやExcell、Powerpointなどが入っている統合ソフト「Microsoft Office 2004 for Mac Standard」も購入。あわせて18万円弱になるが、「Microsoft Office……」はキャンペーン中で後に25,000円がキャッシュバックされる。さらに「Tepcoひかり」への切り替えキャンペーンをやっていて、マシン代が1万円引かれることもあり、これも選択。キャッシュバックの相殺もあわせれば、総額では15万円弱の出費ということになる。何だか、とても良い買い物ができた感じがして、大満足。

 新マシンの購入をさまざま検討し始めてから、今回はずいぶん悩んでしまった。永年使い慣れたOS9.2からOS10.4(Tiger)へ、OS環境の切り替えに伴う周辺機器やソフトの相性問題が一番のネック。だが、時代はすっかりOS Xの時代に入っており、今が潮時と観念。クラシック環境で従来のソフトを使えるのは限定的と覚悟の上で購入を決めた。

 もともとは、ここでも書いたようにCD-R/RWドライブの不調やCRT画面のビビリへの対処が動機だった。何とか安くつくようにと、外付けCD-RWドライブや外付け液晶ディスプレイの購入で急場しのぎをしたいと思ったが、iTunesが使える外付けCD-RWドライブが入手不可能と知ったため、この案は消滅。

 折しも、ソフマップでは中古品フェアをやっていて、3年前に25万円だったPower Book G4が12万円で買えることを知り、OS9.2を使い続けることができる現状維持のメリットに惹かれて、いったんは購入を決意。しかしMacで、いや、マクドナルドで100円コーヒーを飲みながら熟慮した結果、一晩、頭を冷やすことにした。友人からいろいろアドバイスをもらい、急転直下、Mac miniの購入を決意した次第。

 購入したばかりで、商品はまだ開封していない。この原稿も旧マシンで書いている。月曜日には、新マシンで仕事を再開したいと思っているが、いろいろ壁にぶつかるんだろうな。でも、それを上回る楽しみがあるような気がして、ワクワク。

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232(05/12/02
11月度・検索語ランキング

 さて。恒例の月間検索語ランキング。このサイトに、どのような検索語でアクセスしてきたか、レンタルサーバー側が提供してくれるデータをもとに、ベスト20をつけたものである。10月分のデータがないので、9月分と比較してみよう。

11月度
9月 回数 検索語
1
1●
512
前田日明
2
5↑
130
シルバーシート
3
4↑
98
ピンクフロイド
4
6↑
97
精神病院
5
10↑
90
洋楽
6
31↑
81
高齢者
6
8↑
81
1970
8
14↑
79
山口百恵
9
3↓
76
ガマ腫
10
13↑
75
ダメおやじ
11
9↓
61
1970年
12
16↑
54
site
13
12↓
53
優先座席
14
10↓
50
尿道カテーテル
15
16↑
47
漫才ブーム
16
36↑
45
1000円
17
64↑
44
チョコパイ
18
77↑
43
散髪
19
53↑
39
ファンサイト
19
47↑
39
漫才

 「前田日明」がダントツの1位で圧倒的な強さを誇っている。その一方で59位には「前田あきら」の検索語も初登場、漢字を知らない最近の世代だろう。不思議なことはベスト5の常連だった「昭和」が圏外に消えたこと。昭和も、昭和のプロレスも消えつつあるということか。

 16位にランクインした「1000円」。何でこんな検索語でヒットしてくるのか、不思議に思う方もいるかもしれないが、大体の場合「1000円」と「散髪」がセットで使われている。「散髪」も同じく18位にランクインだ。ちなみに、「1000円 散髪」のかけあわせ検索は41位に入っている。これに関連したコンテンツは、コラム1本だけなんだけど。

 ところで、1970年関連の検索語で当サイトに入ってくる人が多いのは以前からの傾向だが、最近は1980年関連の検索語で入ってくる人も徐々に増えてきている。実際、「1980年少々百科」のアクセスが最近伸びてきている。人々の関心が80年(代)へ移ってきたのかもしれない。

 面白いのは、1980年関連の検索をする人は「1980」など半角数字を使っているが、1970年関連では、「1970年」(31位)、「70年代」(33位)、「70年代洋楽」(41位)、「1970年代」(54位)といった具合に、全角入力で検索している人が少なくない。キーボードの使い方にも世代がにじみ出ているのが、とても興味深い。

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233(05/12/03
Mac miniセットアップの要注意

 さて。新品Mac miniの初期セットアップで、さっそく問題発生。

 初めに起動する「設定アシスタント」で、別のMacから情報を転送することでインターネット情報やメール情報などの登録が簡略化できるとのことで、ターゲットディスクモードの機能を使って、これまで使っていたiMacからの情報転送を試みた。Mac miniのマニュアルの「ユーザーズガイド」14Pに書いてあるとおりである。

 ガイドには、ターゲットディスクモードの対象となる別のマシン(ターゲットコンピュータ)のOSは「Mac OS X v10.1以降がインストールされている必要がある」と書いてあったので、OS9.2を基本とするiMacをわざわざOS X(v10.1)から起動して作業をしたのだが、僕のiMacから情報を転送するのは誤りだという。おかげで、ユーザー情報の登録で、かな・カナ・漢字入力ができないトラブルが発生し、前進も後退もできない状態になってしまった。

 Appleサポートに電話したところ、僕の場合は「情報の転送」をセットアップ時ではなく、立ち上げた後にやらなければならないという。そんなこと、どこにも書いていない。むしろ「ユーザーズガイド」では、セットアップ時の情報転送を推奨しており、最後の注釈に「後で転送することもできます」と書いてあるだけだ。明らかに、記述の不備だろう。おかげで、1時間もかけて転送した20GBのデータを消去し、HDを空っぽの状態にした上で、OS Xのシステムをインストールしなければならない羽目に陥った。

 同じように、OS 9.2マシンユーザーで、初めてOS Xマシンを購入した人は要注意だろう(すべてのマシン同士で、同じ事が起きるかどうかは知る由もないが)。結局、今さらOS9.2からOS Xに乗り替えようとしている「後進者」なんて、眼中にないんでしょ、とでも言いたくなる。いきなりケチをつけられたようで、ちょいと不愉快。

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234(05/12/04
Mac miniとりあえずの感想

 さて。まだまだ十分に環境が整っているわけではないが、Mac miniにだんだん慣れてきた。小さなボディながら、必要十分でコストパフォーマンスの高いマシンという印象。裏面のポート類は、電話回線とヘッドホン端子以外、たちまち埋まってしまったが、一人で使っている分には、さほどの不便はない。コードレスの機能(Air MacやBluetooth対応のキーボードなど)は使っていないので、コードがごちゃごちゃしているが、以前よりも机の上がスッキリしたのも嬉しい。CD-R/RW&DVD-Rドライブの動きもなかなかよくて、iMacよりも堅牢な印象。

 マシンの話題はともかくとして、次はOS X 10.4(Tiger)のお話。こちらは、Mac OS 9.2からの移行とあって、いろいろ変化がある。まず、文字情報を中心に扱うライターとしての感覚だが、画面の質感が向上したものの、文字がやや見づらくなった印象がある。何だか、少しボヤけた感じなのだ。クラシック環境でアプリケーションを立ち上げると、その差は歴然。グラフィックや音楽を扱う人にとっては、さほど気にならないだろうが……。まあ、そのうち慣れるのかな。

 OS X 10.4(Tiger)のさまざまな機能については、まだ一部しか使いこなせていないが、いろいろ面白そうな機能がある。メーラーの「mail」は、迷惑メール撃退の機能が付いているのが嬉しい。ただ、Outlook Expressとは異なるため、署名やアドレスブックなど、まだ使いこなせていない。Internet Explorerに代わるwwwブラウザのsafariは快調だが、ブックマークの管理がややこしそう。これも、いずれ慣れるのだろうか。

 これまで使っていた周辺機器は、いずれも問題なくつながった。購入したばかりのプリンターはもちろんだが、3年ほど前に購入したスキャナ、外付けHD、5年前に購入したデジカメもOK。これは嬉しい。

 さて。残る課題はアプリケーションソフトだ。上記のようなトラブルを経て無事に立ち上げた後、「移行アシスタント」を使って、古いiMacの情報を概ね転送し終えたが、覚悟していた通り、ワープロソフトのEGWORDは使えなくなった。古い文書は、すべてテキストとして認識されており、ダブルクリックしてもEGWORDはキチンと立ち上がらない(一瞬立ち上がるが、消えてしまう)。

 これからの執筆活動で、何をワープロソフトに使うか、悩ましいところだ。マシンの処理能力は格段に向上したもののWordはまだ重い感じがするし、クラシック環境下で使えるMac版officeともいえる統合ソフトApple Worksに委ねるのも心許ない。別売のOS X 10.4(Tiger)向けソフト「iWork」は必要以上の機能がついているので、パス。関連して言えば、日本語入力の「ことえり」は、以前よりも賢くなったとはいえ、やはり不満。日本語入力は商売そのものだから、早速「ATOK 2005 for Mac OS X」を追加購入することにしよう。

 そして、一番悩ましいのは、このHPを作るためのソフト「Dreamweaver」と「Fireworks」が満足に立ち上がらないことだ。僕が5年以上使ってきたのは、バージョン3。現在は最新バージョンが8になっている。「Fireworks」はバージョン8へのバージョンアップが可能なようだが、「Dreamweaver」はバージョンアップのギリギリ対象外(対象はバージョン4まで)。両方を揃えるには、合計7万円の出費になる。

 ということで、しばらくはマシンを2台並べての作業が続きそう。旧iMacは電源を入れる時間が少なくなったせいなのか、CRT画面のビビリがなくなって快調になった。何だか皮肉だなあ。

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235(05/12/09
メルマガ6年目に突入すべきか、悩む、悩む

 さて。来年のメルマガ発行をどうするか、もう2カ月近く悩んでいる。メルマガ「タイムマシン」シリーズは2001年1月に「1970年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」を創刊して以来、毎年1シリーズ完結で、そのつど「1980年に……」、「1960年に……」と、タイトルを変更して創刊し直してきた。タイトルが変更になるので、毎年初めには読者資産を帳消しにしてゼロの状態からスタート。それでも毎年継続して購読してくださる熱心な読者も多数おり、ここまで5年間ついてきてくれた読者には感謝の言葉しかない。

 ただ、去年あたりからは発行を続けることにストレスを感じ始めていた。メルマガの内容そのものは、5年前に比べると情報の精度も内容的な吟味も格段の向上をしていると思うが、その分、1号あたりの制作にかかるエネルギーはますます増してきている。昔は半日でエイヤッと作っていたが、最近は1号の制作に、2日はかかっている。堂本剛じゃないが、正直しんどい。今年は隔週発行の予定だったのに、大半を合併号にしてしまった。

 加えて、メルマガというメディアの役割も急速に衰えている印象がある。日本ならではのユニークなメディアとして一時期もてはやされたが、迷惑メールの急増で、メルマガそのものが疎まれる傾向にある。事実、so-netの「Pubzine」が消え、niftyの「Macky!」が消え、メルマガ配信サイトも先細りの兆候がクッキリしてきた。

 実は、6年目の発行をしなければと、新メルマガのタイトルも決め、ネタ収集や創刊案内のhtmlページも準備を始めていたのだが、そろそろ潮時かもしれない。来年からは趣向を変えて、新しいwebコンテンツとして制作できないか、などと考え始めている。メルマガとはメディアが異なるから、内容の作り方も変えないといけない。どうするべきか、まだ答えは出ない。どうやら、決断まで年を越してしまうそうな感じだ。

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