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146(04/08/26)
アテネオリンピック雑感

 さて。今回のアテネオリンピック。開会式における日本人選手団の、おばちゃま寝間着のようなファッション(デザイン・高田賢三)は過去最悪、いや醜悪で赤面の思いであったが、それはさておき、メダルラッシュである。

 開催前にアメリカのスポーツ専門誌「スポーツ・イラストレーテッド」が事前予想した各国のメダル獲得数で、日本は金メダル7個、メダル総数は24個だったが、金メダルの数は会期半ば前に早々と、そしてメダル総数も終盤に入って事前予想を上回った。

 日本人選手が活躍した競技の中で、とくに印象的だったのは女子マラソンのテレビ中継だった。夜中の0時スタートだったにもかかわらず平均視聴率が19.2%を記録したのは驚いたが、僕もその片棒を担いだ一人である。

 熱中症のためか途中で落伍する選手も少なくなかったわけだが、道路端でゲロを吐く様子を一部始終、中継したことについては、さらにビックリ。それも一人じゃないのだから恐れ入る。レース中のゲロ中継は2人。しかも、トップでゴールした後、スタンドの影でゲロを吐いているのであろう野口選手を背後から執拗にカメラが追いかけていた。このあたりは、ギリシャと日本のカメラワークの違い、いや、価値観の違いと言うべきか。

 ところで、メダルラッシュとなった女子レスリング、4年後の期待の星に、高橋海里奈という現在高校2年生のアマレス選手がいる。体重別クラスがどこに該当するかは知らないが、つい先日、大阪で開催された全国高等学校女子選手権では見事に優勝している。

 なぜ彼女が凄いと知ったのかはヒミツだが、アマレス界では知る人ぞ知る選手らしい。今はYahoo!で検索しても6件しかヒットしないが、今後、みるみる増えるだろう。ここでも書いたような事情でアテネの選手たちがアマチュアから抜ければ、おのずと脚光を浴びることになる。一応、予言ということで。

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147(04/09/01)
ネットオークションに初めて参加

 さて。ネットオークションというものを、初めて利用してみた。ちょうど、廃盤の音楽ソフトで入手したいモノがあり、値段もつり上がっていないので、初体験にはちょうどいいと思い、試してみたのだ。結果はなかなか良好。2人の出品者から、それぞれシングル盤とアルバム盤が無事に届けられて、ほっと一息。

 昔、雑誌などの巻末にあったような「売ります・買います」と基本的な枠組みは同じだが、何かと物騒な世の中、見ず知らずの個人と売り買いをするのは、それなりにスリルがある。半年ほど前だったか、オークションサイトを舞台にした詐欺事件などもあったが、今はさほど心配するほどではないというのが率直な感想。ましてや音楽ソフトなんて、せいぜい1000円台で、高くても1万円程度。詐欺をはたらくには効率が悪い。

 いかがわしい出品者ではないか、評価できるシステムが整っていて、連絡が遅かったり、商品の内容が事前の説明と異なっていたり、発送が遅延したりすると、たちまち悪い評価が下される。一方、落札者への評価システムもある。落札者の僕の入金が遅れたりしたら、やはり、たちまち評価は悪くなるのだろう。何だか、みんなでお互いを監視しあっているようで、何か、背筋がムズムズする感じもあるのだが、ネット上では性悪説をとらざるを得ないので、まあ、致し方あるまい。

 いま、久々の大型コンテンツ「隠れ名盤 世界遺産」の制作用に、仕事の合間を縫って音楽ソフトの入手と原稿執筆を進めているのだが、Amazonや中古ショップでも入手できない作品が、意外とオークションで手軽に入手できるので驚いた。レコード産業界の怠慢を、ユーザーどうしが補っている感じで、微笑ましくもある。

 満足したので、さっそく3枚目のオークション落札も。何か、病みつきになりそうな予感。

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148(04/09/01)
わーい、新型iMac

 さて。キューブ以来、久々にアッと驚くiMac(G5)が登場した。ディスプレイの奥や周辺に、CPUやら何やらを一緒にまとめた、世界一スリムなデスクトップだ。

 今のiMac(新古品)を購入して、2年半が経つ。ほとんど毎日、朝から晩まで使っているから、ハードディスクの寿命も、そろそろ高齢者の部類に入ろうとしているに違いない。ということもあって、今度のiMacには、とても食指が動いている持ち金がないから、もう少し稼いでからにするか。

 一時は、世の中の趨勢にあわせてWindowsに鞍替えしようかと何度も悩んだが、やっぱり、Macの使いやすさ、親しみやすさから離れられない。OSのシェアは5%前後でいいから、末長く生き残ってくれることを望む。

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149(04/09/09)
もし
、新球団ができたなら

 さて。もし、パ・リーグにライヴドアなどが経営する新球団ができたら、大ブレイクするかもしれない。とくに、球団合併で落ちこぼれた選手ばかりで構成する雑草チームができれば、相当、思い入れのあるファンを獲得できることだろう。引退してもなお、球界に未練がある老兵選手をカムバックさせても面白い。例えば、マスターズリーグで今もなお実力を発揮している選手とか……。

 テレビはマイナーなテレビ局、例えば関西ならテレビ大阪、東京ならテレビ東京あたりとタイアップし、「あの人はどこへ」的な芸能人が毎日始球式をする。リストラされた中年を雇い、フロントから選手に至るまで、全体がリベンジをテーマにした球団に……などと、アイデアは膨らむ。

 マンガじみた話だけど、このくらい奇をてらったビックリストーリーが今は必要。もっともそれ以前に、僕はロッテが3位に入り、プレーオフで最後までパ・リーグの覇者を争うビックリストーリーを期待しているのだが。春に予想した順位、まあまあ、いいところをついていると思いませんか。

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150(04/09/16)
たぶん、イタチごっこ

 さて。人間には見えてもカラスには中身が見えない、特殊な黄色いゴミ袋が開発されたという。カラスの被害に悩む地域に住む人にとっては朗報だろうが、これでカラスに対抗できるのか。僕は、ウイルスが抵抗力をつけてさらに凶暴なウイルスへ進化するように、カラスに進化の機会を与える道具になりはしないかと、ちょっぴり心配している。

 というのも、カラスは確実に学習をしているのだ。数年前には、大好きなマヨネーズの色形をすっかり覚えてしまった。人間に近づいても安全と判断できる距離も確実に狭まっている。そして今年あたりからは、ゴミ袋の上から網をかぶせても、網の隙間からクチバシでつついて中身を取り出す術を覚えた。そのうち、網をめくりあげる技すら覚えかねない。

 そんな賢いカラスが、黄色いゴミ袋からエサを取り出す術を学習しないとは、とても思えない。あるいは、これを機会に、ビニール袋は何でもつつく、という強引な手段に打って出る可能性もあるのでは。そうなったら、ビニールハウスの屋根が片っ端からつつかれる、なんてことも……。いや、勝手な想像ですけどね。

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