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151(04/10/01)
ハマってしまった

 さて。試しに始めたオークションに、すっかりハマってしまった。落札しているのは、ほとんどが70年代に発表されながら、今では相当入手が困難な音楽ソフトたちが主。これまでに落札した音楽ソフトは次のようなアーティストたちの作品。

●イングランド・ダン&ジョン・フォード……70年代半ばに活躍したフォーク系デュオ
●深町純……フュージョンブームの立役者である孤高のキーボード奏者
●加藤和彦……フォークルを経て、ニューミュージックという新分野を開拓
●藤田朋子……「渡鬼」で有名な女優だが、実はシンガーとしても出色
●三浦久……京都系の地味なフォークシンガー。 Bディランの訳詞などで有名
●ピンクフロイド……説明不要。LP10枚まとめて格安でゲット。
●リンジー・ディ・ポール……セクシー系シンガー。ベスト盤未収録のシングルをゲット。
●ヴィグラスとオズボーン……一発屋のフォーク系デュオ
●やまがたすみこ……フォーク界のアイドル
●ホットバター……シンセだけで作られた「ポップコーン」のヒットで知られる
●オーティス・レディング……ソウルの重鎮。名盤の噂高いライブ盤を格安ゲット。

 これらは、もう一度(あるいは初めて)楽しみたい一心で購入したものたちだ。 コレクターの趣味はないから、いずれは出品者として売りさばきたい。

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152(04/10/01)
笑わしよんな〜

 さて。SPAMメールは相変わらずおびただしいが、その中に、エッチ系のものも少なからず混じっている。以前はただの「裏ビデオ格安販売」といった類のものだったが、最近は、親密そうなメッセージを送ってくるモノが、時々見られる。エッチ系のものをネットで購入したことはなく、会員登録もしていないから、適当にばらまいているメールなのだろう。例えば以下のような感じ。

 まずは、愛人契約を促すメール。

 「突然のメールで申し訳ございません。率直に言わせていただけば既婚者である私と割り切った関係を持って頂けませんか? 代価として月に15万円前後のサポートをお約束します。 難しい事は言いません。月最低二回以上会って頂ければ問題ありません。2人の時に恋人のように接して頂ければ結構です。 貴方の時間を少し拘束してしまうので金銭が発生するのも致し方ないと考えています。 上記を踏まえた上で契約関係になってはいただけませんか?興味を頂ける内容だと思います。貴方さえお手すきでしたら明日にでも会ってみたいと思っている次第です。場所はご指定ください、重ねてどこにお住まいかもお願いします。 ●●子」。

 この●●子さんのメール、結構有名らしい。あと、保存を忘れたが「昨日はお店に来てくれてありがと!」という内容の●子さんからのメールも有名だ。

 次に、こんなモノもあった。「パスタにしよぅかオムライスにしよぅかカレーにしよぅか迷ったんだけどぉ。。。カレーにしちゃったぁ〜♪♪甘口と中辛どっちにしよっかぁ〜???」。……ちなみに僕は辛口が好きっ……。これらは出会い系サイトの手口なのだろうけど、文面を考えている輩がどこかに必ずいる。自動返信以外に、さまざまな返信メールのオプションも用意しているのだろう。良くも悪くも、プロの腕前。僕の関心は、ギャラがいくらなのか。

 迷惑メールには違いないが、バイアグラの販売だのに比べたら、笑えるところがいい。大阪の人はこういうモノに対して「笑わしよんな〜」と言う。「コイツ、笑わせるよなあ」の意。

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153(04/10/05)
「冬ソナ現象」に見る昭和回帰

 さて。改めて言うまでもなく「冬のソナタ」ブームが続いている。“ヨン様”に続いて“ビョン様”も来日。たまたま韓国取材を終えて日本に戻ってきた連れ合いは、“ビョン様”と同じ飛行機に乗って帰ってきたそうで、おそらく「冬ソナ」ロケ地観光の帰りと思しきオバチャマ軍団は、同じ飛行機に“ビョン様”が乗っていることを察知し、同じ空気を吸っているのだと、コーフン状態だったという。

 それはさておき。韓国ブーム……というか、コリアンスターのブームの背景には、日本ではすっかり維持できなくなった「スターの偶像性」があると思う。彼らはニッコリ微笑むだけで、生身の姿をあまりさらけ出さない。それが誰の戦略かは知らないが、これが最大の人気の秘密。ハングル文字でインターネット検索できる人がほとんどいないことも、幸いしている。

 日本のスターは、プロモーションと称して素顔を切り売りするし、芸能マスコミも探られたくない過去をほじくり返す。これと同じ手法がコリアンスターには適用できないから、今後も何人もの“……様”が登場するのだろう。そして、ちょっとしたスキャンダルを契機に、潮が引くように人気も凋落すると思う。芸能人が、庶民にはまったく手の届かない存在でいられた1970年代前半までの日本の芸能界が、今のコリアンスターで再現されている。これも、昭和回帰というやつか?

 僕の関心は、05年春の「アンアン」で「好きな男・嫌いな男 」ランキングにどれほどの影響が出るか、だ。かつて、ブロマイド売上のランキングで、某タレントの1位を維持するために、わざわざ別の部門を設けたように、「アンアン」も国内部門と海外部門に分け、キムタクの1位を死守するかも。これは、ちょっとした予言ということで(苦笑)。

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154(04/10/07)
UAに
拍手

 さて。6日の深夜にBS-2で放送されたUAの日比谷野音ライブは、極上の音楽ライブだった。綾戸智絵 、レイ・チャールズと3夜続けてのライブ放送だったが、視聴率はともかく、UAの反響がいちばん大きかったのではないか。

 95年6月にデビューしたUAは、ジャパニーズR&Bの潮流を開拓したアーティストだ。その後にMISIAやら小柳ゆき、宇多田ヒカル、倉木麻衣、最近ではAIやらVoVoTauなどが延長線上に登場してくるわけで、この中には“バッタもん”も含まれているが、世の中の流行り廃りなどに影響されることなく、アーティストとして微動だにしない魅力という点ではUAが頭一つ抜け出している感じがする。

 出版業界も音楽業界も一般の製造業も、こぞってマーケットインの方向へどんどん流れているが、確かに売上拡大にはいい面があるものの、正しいのはプロダクトアウトだと強く感じ始めている。Utadaはアメリカのマーケットにすりよりすぎて、たぶん大失敗。結局、最後に生き残るのはアーティスト自身がもつ感性がそのまま作品にしたためられたプロダクトアウト。間違いない! このことは、いずれコラムの方でキチンと書きたいと思っている。

 追記)Utadaの全米デビュー結果に関心が集まる中、アメリカに本拠を移して9年になる久保田利伸の「Soul Train」への出演が決まったそうだ。こちらは、とんでもない快挙。あの司会者、ドン・コーネリアスさんがどのように紹介するのか、ああ、見てみたい!

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155(04/10/15)
プロ野球はコンテンツ優先で

 さて。パ・リーグのプレーオフ(第1ステージ=10/1〜3、第2ステージ=10/6〜11)最初から最後まで観たわけではないが、球場の熱気が伝わってきて、試合内容も上々、素晴らしいプレーオフだった。今回の盛り上がりと、おそらく楽天に決まるだろう新球団の参入で、巨人至上主義のプロ野球中継がガラリと変わりそうな予感がする。今は、シーズン前に試合中継の契約などをすることが多いようだが、ペナントレースの成り行き次第で、セ・パに限らず、注目の試合は臨機応変にそのつど中継するということが望ましい。つまりコンテンツ優先主義ということ。

 今年はシーズン前から、パ・リーグのプレーオフは相当盛り上がるのではないかと予想していた。残念ながら「ロッテ3位で、木更津に続く千葉ブームの再来」という予想は外れたが、何だか、かつての前期・後期のプレーオフとは違う注目の浴び方をするような予感が、何となくしていたのだ。ペナントレース3位の球団が優勝する可能性もあるという理不尽な(苦笑)仕組みだが、このサバイバルゲームっぽいスリリングさが受けると思った。

 でも地上波のテレビ局は、プレーオフの第一日、正規には中継をしていなかった(途中から慌てて、臨時的に始めたけど)。ちょうど番組改編時期ということもあって、臨機応変な対応ができなかったのだろうが、プレーオフの実施は以前からわかっていたことで、注目度の高さを予測できなかったのは怠慢。巨人戦の放送権さえ獲得してりゃあいい、と考えていたのだろう。

 もう一つ、昨年の日本シリーズに続いて、最終戦を放映できたテレビ東京は嬉しかっただろうな。王監督を侮辱したフジテレビは、とんだ置きみやげを残したものだ。

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