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201(05/06/18)
面白かった「赤い疑惑」

 さて。約30年ぶりにリメイクされた「赤い疑惑」を、ついつい全部見てしまった。登場人物のファッションやインテリア、セリフの端々に出てくる単語やBGMは昭和のニオイがプンプンしていて、なかなか巧妙にできていた。藤原竜也が7:3分けのヘアスタイルでなかった点は唯一、残念なところ。

 ストーリーそのものは、出生の秘密あり、不治の病あり、許されない恋愛ありで、昔と同じドロドロ状態。圧巻は、憎まれ役を担う相良教授夫妻で、なかでも、かつて薬師丸ひろこのモノマネで売った「あめくみちこ」の狂乱した母親ぶりは称賛に値する。当時、この役は誰だったのだろう。憎まれ役が得意だった名脇役・原知佐子だったろうか。

 元祖「赤い疑惑」は、当時リアルタイムで、山口百恵のファンとして全話をしっかり見させてもらっていた。今回は、あちこちで、聞いたことがあるセリフが再び使われていたように思うが、どうなんだろう。犬の名前も、ヨットの名前も当時と同じ。ああ、あの頃は女の子のスポーツといえばテニスだったよなあ、などなど、思い出すこといろいろ。次回も楽しみ。

 視聴率は、けっこう高かったのではと予想しているが、どうだろう。各局が、昔のドラマをリメイクさせる予感もチラリ。

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202(05/06/20)
僕は子どもなのだろうか

 さて。12日の日曜日、公営プールで泳いできた。1時間200円の入場券で入ったので、前後の着替えやシャワーなどを考えると40分くらいしか運動していなかったと思うが、身体を動かすのが気持ちよくて、平泳ぎやらバタアシ背泳やら水中ウォーキングやら楽しんだ。

 身体が軽くなったように感じ、喜んでいたのも束の間、月曜日あたりからおびただしい発疹が出てきて、火曜日あたりからは筋肉痛、やがて口内の痛みと発熱が追い打ちをかける格好で、本日たまらずに病院へ。複数の診療科を受診したところ、当初は「手足口病ではないか」とも疑われたが、どうやら溶連菌による感染症だと判明した。とりあえず、一気に噴出した各種症状が同じ原因とわかり、ひと安心ではある。

 ネットで調べてみたが、当初、お医者さんの口から出てきた「手足口病」は乳幼児か小児がよくかかる病気、「溶連菌感染症」も主に幼児から小児がかかる病気だそう。そういえば、かつて手術した「ガマ腫」は思春期に女の子がよくかかる病気だった。……僕は肉体的にも(精神的にも)ガキということなんだろうか(苦笑)。

 ともあれ、検査の過程で血液検査を受けられたことはラッキー。そろそろ行かなきゃと思っていた健康診断を省略できた気分だ。今回の症状に関わる項目以外では、すべて基準値以内の数値で「極めて健康」だった。僕の年齢からすれば、中性脂肪とかコレステロール値とかが危険領域に近づいても不思議はないのだが、そのあたりは朗報だった。……待てよ、これって、やはり、肉体的にも子どもってことなのかしらん?

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203(05/06/23)
一人2交替制

 さて。前述のような病気を患ったわけだが、医者からは抗生物質と若干のステロイドを処方された。このステロイド、事前に聞いてはいたものの、思った以上の睡魔をもたらしてくる。朝夕に一錠ずつ飲むことになっているが、朝飲むと、とても仕事にならない。

 そこで、苦肉の策として、一日2回寝ることにした。起きたときはステロイドは飲まず、半日仕事をして食事を取り、その後にステロイドを飲んで寝るのである。

 一日2回寝るのは、朝夕の新聞配達アルバイトをしていた大学時代以来。何度も寝ているのに月日が経つのは遅いという不思議な感覚だ。

 今回の症状のなかでも、一番キツいのは口内炎。何しろ、痛くて固形物がほとんど食べられない。口の中でモゴモゴ噛むのも痛いし、燕下(飲み下し)も痛い。だから、豆腐やら野菜ジュース、寒天で固めたスープ、ゼリーなどでしのぐ日々が続く。塩分の強い野菜ジュースも口の中がヒリヒリする。こんなものばかり食べているから、いつも腹ぺこ状態。ああ、さっくさくの、トンカツが食いたいなあ。

 口内炎の次にキツいのは、筋肉痛と関節痛。階段を1段上り下りするのも痛い有り様で、参った参った。外を動き回る取材がないのは幸いだ。今日、担当医からは「筋肉痛と関節痛も、そろそろ落ち着いてきますよ」と聞いたばかりだが、本当だろうなあ。

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204(05/07/02)
小倉昌男さん、どうぞ安らかに

 さて。すでにトップページで「おくやみ」としてふれてきたが、元ヤマト運輸会長で「クロネコヤマトの宅急便」の生みの親、晩年はヤマト福祉財団の理事長として障害者の自立支援に多大な貢献をした小倉昌男さんが、6月30日、お亡くなりになった。腎不全だという。享年80歳であった。

 小倉さんとは、拙著『小倉昌男の福祉革命』取材中、とくに2000年の5月頃から9月頃にかけて頻繁にお会いした。拙著の出来を褒めていただき、僕にとってはこの上ない喜びだった。同書を出版後も、毎年12月に行われる「ヤマト福祉財団賞」の授賞式には毎年のように伺っていた。最後にお会いしたのは、2003年12月に行われた同授賞式。昨年2004年12月の授賞式では、体調不良で出席されておらず、どこかしら寂しい授賞式だった。腎臓を患ってらっしゃるとお聞きし、心配していた。会場内では「身体を回復させて、来年は出席したい」という小倉さんの声がテープで流された。

 最後に小倉さんの講演をお聞きしたのは、2003年10月だった。小倉さんとの出会いに触発された大塚由紀子さんが立ち上げた福祉施設向け経営コンサルタント会社「福祉ベンチャーパートナーズ」のキックオフセミナーである。障害者が真っ当に働き、真っ当な給料が受け取れる会社を、自らベンチャー的に立ち上げよう……そんな支援をしている会社である。

 小倉さん自身、同社の名誉顧問を快く引き受けており、大きな期待を寄せていた。同社では実践的な経営塾を開催しており、その第一期生のなかには、間もなく新しい事業を立ち上げる事例が生まれようとしている。今年も間もなく、第二期目の経営塾が開講される。小倉さんの遺伝子は、確実に次世代へ広がっている。

 さて。小倉さんはアメリカに住む長女のお宅で亡くなったという。以前から、長女の元へ行きたいと周囲に訴えていたようで、その意味では小倉さん自身、とても幸せな最期ではなかったかと想像している。拙著では意図的に触れるのを避けたが、小倉さんは先だった奥様をずっと慕い続けておられた。自らの死を恐れてはいただろうが、天国で最愛の奥様と会える日を心待ちにもしておられたと思う。今ごろ、久しぶりの再会を楽しんでおられることだろう。二人で語り合いたいことが、一杯、一杯あると思う。

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205(05/07/06)
6月度・検索語ランキング

 さて。以前、「オンフィールド・コラム」で当サイトに入ってくる検索語のランキングの不思議について記事を書いたことがある。一日ごとに最も多かった検索語の1位回数を記録したものだった。これと似ているが、僕のレンタルサーバーでは、先月から、毎月合計の検索語ランキングを教えてくれるようになった。人々の関心が何に向いたのか、世相記録の意味合いがあるので面白いと思い、今回からできるだけ毎月、ランキングをご紹介してみたい。初回は、2カ月分まとめてのご紹介である。

6月度   5月度
  前月 回数 検索語     回数 検索語
1
16↑
278
シルバーシート   1
461
前田日明
2
1↓
255
前田日明   2
183
昭和
3
2↓
190
昭和   3
169
ガマ腫
4
3↓
167
ガマ腫   4
149
1970
5
5●
163
ピンクフロイド   5
145
ピンクフロイド
6
4↓
126
1970   6
144
介護ビジネス
7
13↑
89
電話セールス   7
90
精神病院
8
23↑
85
優先座席   8
87
現代世俗史
8
19↑
85
年表   9
85
洋楽
10
15↑
84
歴史   10
84
高齢者
10
7↓
84
精神病院   11
80
1970年
12
11↓
77
1970年   12
72
プロダクトアウト
13
6↓
75
介護ビジネス   13
70
電話セールス
14
14●
73
ダメおやじ   14
68
ダメおやじ
14
--↑
73
千石イエス   15
67
歴史
16
21↑
68
山口百恵   16
66
シルバーシート
17
9↓
63
洋楽   17
65
site
18
58↑
62
異汗性湿疹   18
61
成田新幹線
19
43↑
58
漫才ブーム   19
60
ジミークリフ
20
24↑
54
日本   19
60
年表

 前田日明さんについては、格闘技イベント「HERO'S」の看板男として他のサイトでも情報収集できるようになったため、回数が減ったのだろう。それにしても、何故この時期に「シルバーシート」や「優先座席」について調べる人が多くなったのかは不思議である。中学校や高校などで、これらを題材にした授業でもやっているのかもしれないと、想像はしているが。ピンクフロイドは再結成が話題の割に、web上では情報が少ないということなのだろう。「ガマ腫」の多さについてはいつも驚くばかりだ。「千石イエス」が多くなったのは、カルト宗教による事件が起こった影響ではないかと想像している。

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