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106(03/09/19)
こんなに大きくなって、まあ。

 さて。遅れてやってきた盛夏の恵みか、ゴーヤが大きく育った。3週間前はこんな感じだった。

 他にも4つほど育っている最中だが、中にはこんな変形のゴーヤも。養分がうまく行き渡っていないのかしらん。

 夏に実がなる野菜を4種類、初めて育てたわけだが、収支決算では明らかに、スーパーで用立てた方が安いという結果になった。間引きをためらってしまったこと、追肥が足りなかったこと、畑の面積が狭すぎたこと、地道な害虫駆除を怠ったこと、ツルの誘導が不慣れだったこと、などなど反省点だらけ。

 さあて、次は冬の野菜を植えますか。

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107(03/09/27)
阪神優勝報道と、イラク・フセイン体制崩壊報道

 さて。阪神が優勝した15日の夜は、偶然、大阪にいた。翌日朝からの取材に備えるためだ。梅田周辺を歩いていたのは18時頃だが、どこかに人が群がっているわけでもなく、いたって平穏。阪神が優勝したことを、西宮の自宅に着くまで知らなかったほどだ。

 翌朝、大阪市内を歩き回っていたが、市内もいたって静か。通勤時間帯の電車の中で、スポーツ新聞に読みふける人は、一人も目撃しなかった。唯一、虎のハッピをきた若い夫婦が、お疲れモードで地下鉄で眠りこけていたが、周囲の人たちはどことなく白い目で見ていたのも印象的。

 テレビで阪神優勝を目撃し、大阪ミナミの道頓堀周辺の騒然とした雰囲気を見た人は、大阪中が沸き立っているように見えていたかもしれないが、事実はこの程度なのだ。そう、フセインの銅像が倒されるあの画面の外側では、イラク人が戸惑いながら日常を過ごしていたのと、同じように。

 カメラのレンズを通した四角い画面と、カメラに写っていない世界は、明らかに違う。このことに想像力を働かせる人間でありたいものだ。「オンフィールド・コラム」でしっかり書こうと思っていたが、時期を逸してしまったので、こちらで表記しておこう

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108(03/09/27)
保健福祉広報協会は何を考えているのか

 さて。今年も間もなく、国際福祉機器展(HCR)が開かれる。東京ビッグサイトで開かれる催しとしては、かなり大規模なものに発展した。新しい福祉機器の数々が間近に見られる貴重なイベントであり、病院関係者や施設職員などの中間ユーザーだけでなく、エンドユーザーの数が増えているように思われ、なかなか好ましい傾向だと思う。

 ただ、以前から気に入らないのは、主催者から送られてくる事前のDMなど。僕宛のDMが、毎年毎年、3通も来る。どうして名寄せをしてダブりを削除するなどできないのか。おまけに、マスコミ関係者とあって、ニュースリリースも送られてくるのだが、A4用紙1枚だけの内容を、何でまた大判の角形2号封筒で送る必要があるのか。こういうものは、3ッ折りして普通の長形2号封筒で送れば事足りるのに。あるいはメールで知らせ、webページに誘導するのも一案だろう。僕1人に対する事前告知だけで、ハガキ2枚分=100円、定形外郵送料ー定形郵送料=40円、合計140円をムダ遣いしている。

 主催者は、保健福祉広報協会だ。厚生労働省の外郭団体である。国のお金がいくら注がれているのか知らないが、お金の使い方に真剣さが足りなさすぎる。例えば名寄せの作業や、3ッ折りして封筒に詰める作業などを、障害者が働く小規模作業所などに振り向ければ、少しは当事者にお金がまわる。そういう発想はカケラもないのですか、と問い質したい。

 ちなみに、HCRのDMが過剰であることを指摘しているのは、僕だけではない。少なからずの人が不満を抱いているであろうことを、同協会の理事・幹事・評議員は知るべきだと思う。

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109(03/09/29)
粗忽者

 さて。日曜日にバイクで怪我をしてしまった。中型二輪歴8年で、転んだのは2回目。前回は指の怪我で済んだが、今回はふくらはぎが肉離れの状態で、3週間はギプス&松葉杖の不便な生活。いっそ、車いすの方が楽そうだけど。

 仕事先の友人からは「この粗忽者(そこつもの)」と怒られた。返す言葉無し。何が何でも、仕事には穴はあけないと決意。

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110(03/10/05)
腕立て伏せのシゴキ

 さて。足の怪我で松葉杖生活を始めて一週間。仕事に穴は空けられないので、ほとんど毎日のように外出している。大阪出張も何とかこなした。初めて松葉杖を使ってみた実感としては、「こんなにも、疲れるなんて!」。一日を終えて家に帰ると、上腕部や胸の筋肉がパンパンに張ってしまって、お湯呑みを持ち上げる動作さえ、おっくうになる。

 この疲れ方、どこかで経験したことがある……と思い出したのは、中学時代わずか一年間だったがテニス部に在籍していたときのこと。毎日のようにウサギ跳びと腕立て伏せのシゴキを受け、崩れるように布団で寝入ってしまった時の疲労感と同じだ。夜中の10時頃には、もう横になりたくなってしまう。

 松葉杖生活で、いろんなことを感じた。都心の電車で、黙っていても席を譲ってもらえるのは、おおむね3割から4割程度。悲しいことだが、これが現実だ。譲ってくれる人の年齢層や性別はさまざまだった。譲ってくれた人に気持ちよくなってもらえるよう、すがすがしく礼を言うように心がけてもいる。時にはズケズケと、席を譲ってほしいと願い出る。あわてて、一度に数人が席を立とうとする光景も何度か目撃した。みんな、わかっているのに、恥ずかしいのかねえ。僕自身は、譲らない方が恥ずかしいと思うけど。

 いっそ、車いすを一ヶ月借りてみようか。車いすに乗った場合と、松葉杖に乗った場合の、世間の反応の違いを確かめるチャンスかも。

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