さて。多い年は3日間の会期すべてに、少ない年でも1日は見に行っていたHCR(国際福祉機器展)に、今年はとうとう行けずに終わってしまった。「今日こそは」と思っていた日に、宅配便の待ちぼうけを食らってしまって、一日中仕事場を出るに出られなかったのが悔やまれる。 結局、荷物が届いたのは夜中の9時。業者の単純ミスで、住所を転記し間違えたそうだ。人為ミスが起こりえるような住所の転記など、なぜするのか。おそらく、下請けの運送会社に発注する際、発送人が書いた伝票とは違う伝票を作っているからだろう。 この業者では過去にも、輪転機を空けて待っていた印刷会社に入稿原稿が届かず、「発行に間に合わない!」と大騒ぎになったことがあった。間違って別の会社に届けられていて、届けられた会社の人が親切に印刷会社まで運んできてくれ、結局は事なきを得たが。 ヤマト運輸の元会長を取材した本を出しているから言うわけではないが、同社の宅急便で配達したモノ、配達されたモノで、こうしたミスは一度も経験していない。サービスの差は、やはり、歴然。 さて。先日、引っ越しをした。締切が迫っていた数々の仕事を何とかやりきり、夜中から荷造りを開始、翌日午後から一気の引っ越しで、何とか乗り切った。 まずは机回りのパソコンなどを復帰させることから始めたのだが、ADSLがつながらない。おかしいな、どうしてだろう。試行錯誤しても答えが見つからないので、プロバイダーに問い合わせをしたら、何と、一度解約手続きをし、もう一度一から新規申し込みが必要とのこと。「早ければ2週間、遅ければ3週間ほどいただいています」の答えに、絶句。何ですか、それは。 どうやら、プロバイダとして仕事が遅いわけではなく、回線を握るNTTの仕事が遅いのが理由らしい。NTTとの関係を断ち切るために、CATVの「光」を本気で検討しようか。 さて。上記のような事情で、通信インフラにCATVのFTTH(光)を選び、すぐに開通した。これで、ネットサーフィンもサクサク状態に戻り、仕事に支障がなくなった。携帯電話のキャリアはNTT系ではないので、NTTさんとは一般加入電話1本だけのお付き合いとなった。10年前に逆戻りした感じだ。 CATVを利用するならテレビも……というワケで、テレビのサービスにも加入。CATVが多チャンネルであることは百も承知していたが、改めて番組表を見ると、MTV系の音楽番組や地味な映画、海外のドキュメンタリー、昔のドラマにスポーツ番組と、観たい番組がいろいろある。 これからは録画するコンテンツがいろいろ増えそう。……となれば、次はハードディスク装置付きDVDレコーダーが必要か。そもそも、録画してもいつ観るのだ、という疑問は拭えないが。 さて。女優の小林千登勢さんが亡くなった。多発性骨髄腫だという。小林さんには、夫で男優の山本耕一さんと一緒に、ほぼ2年前、某企業のPR誌でインタビューをさせていただいたことがある。ご自宅にお邪魔して、これまでの旅行経験などについてうかがった。新婚旅行に行く時間がとれず、連続ドラマの役柄の上でも一週間不在にしている設定にしてもらい、海外に飛び出したことなど、楽しいお話しをうかがった。 俳優さんやタレントさんの取材は、多からず少なからず経験しているが、取材の間だけ公の顔になってしゃべる人が大半。無理からぬことだが、お二人はとてもフランクに、素顔を見せてくれたように思う。麻雀がお好きで、確か専用のお部屋もあった。愛妻を亡くして、さぞかし、山本耕一さんは辛かろう。 自分のライフワークでもない取材テープは、だいたい消したり捨ててしまうことが多いが、お二人の取材テープは楽しかったので、確か残してあったはず。これをご家族にお贈りしたら、迷惑だろうか。一周忌を過ぎたら、気持ちよく受け取ってくださるだろうか。そんなことを、考えた。 さて。昨年は年賀状をとうとう出せずに終わってしまった。忙しかったのも理由だが、楽しい年賀状の案が思いつかなかったのが大きい。年賀状は一年に一度のごあいさつだが、フツーのものではツマラナイという先入観念が強い。過去には、試行錯誤の末に、自作で「スクラッチカード運試し」の年賀状を作ったことがある。賀状に一枚一枚、ロウを塗りつけて剥がれやすくし、その上から銀色の塗料をかぶせて作った。当時あちこちのファストフード店で配られていたスクラッチカードの、パクリである。 今年はどうしよう……悩んだ挙げ句に、楽しいパズルを思いついた。パズル作家でも何でもないので、出来上がるまでには丸2日以上かかったが、なかなか上出来ではないの……と思い、このweb上でも公開しようと思い立った。ネット環境でパズルを作るにあたって、答えを解くリンクもあれば面白い、などと、どんどん構想が膨らんでしまう。こういう時の僕は、誰にも止められない。 遅くとも、1月3日頃には、掲載する予定。お楽しみに。 |