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101(03/08/02)
初めての収穫

 さて。家庭菜園でいち早く実をつけたトマトの1つが真っ赤に完熟したので、もぎとって食した。一応は有機栽培だが、味は可もなし不可もなしで、まあまあといった感じ。あと10個くらいは収穫できるのではないかと期待している。僕はプチトマトの苗を買ったつもりだったが、どうやらミニトマト=小ぶりのトマトだったようで、野球の軟球ボールほどの大きさだ。

 そろそろ収穫の時期が近いのは、枝豆だ。お店で売っているような、たわわに実をつけた枝豆にはなりそうにないが、20株くらいあるから、集めればまずまずの量になる。今年は枝豆を買うに行くことはあるまい。

 心配していたゴーヤは黄色い花をつけて、そろそろ実をつける頃か。やはり心配していたオクラは、最近になってグングン伸び始めた。楽しみ、楽しみ。

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102(03/08/02)
珍客来訪

 さて。夜中に外に出てみたら、おっきなカエルがいた。そこで、ズーム無しのデジカメでパチリ。

 フラッシュがたかれても動かないので、さらに近づいて、パチリ。

 それでもどっしり動かないので、思いっきり近づいて、パチリ。

 そういえば、10年半前に上京した当初住んでいた文京区小日向の家では、疲れ果てて帰宅した僕を、同じようなおっきなカエルが、よく迎えてくれた。やはり梅雨時のできごと。無人の家の門番よろしく、決まってドアの前に潜んでいたのである。会社勤めに疲弊していて、東京には友人もいなかったので、カエルに愛しさが募った。

 最近カエルを見かけないなあと思っていたある日、雨の中を2人の刑事が家を訪ねてきた。近くで何やら事件があったらしく、目撃者を探して各家庭を聞き込みでまわっているとのこと。刑事の1人は世にも珍しいカエル顔。まさか、あのカエルが変身を? なあんて思ったことを思い出して、クスリ。

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103(03/08/11)
へえ、こんなふうに「なる」んだ

 さて。再び家庭菜園のお話。トマトに続いて、枝豆とオクラを収穫した。オクラの花は、中央が赤みのある大きな黄色い花。どこに実をつけるのかと興味深く眺めていたら、あらま、実がこんなふうに「なる」のね。へえ、知らなかった。

 ブラブラ垂れ下がるように実がつくものだと思っていたのだが(皆もそうでしょ)、写真のように天にお尻を向け、ニョキニョキと竹の子のように「なる」。やっぱり、育ててみないとわからないね。

 枝豆とオクラは、中身のしっかりした、食べ応えのある実になった。枝豆はもちろん塩ゆででビールのおつまみに。オクラも塩ゆでにして、ちょっぴりマヨネーズをつけてガブリと食した。余計な調理をしないで、そのままガブリと食べてあげたくなったのは、自分で育てたからか。

 心配のタネはゴーヤ。小さな黄色い花はどんどん咲くのだけれど、一向に実をつけようとしない。冷夏のせいかも。

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104(03/08/13)
テレビドラマ寸評

 さて。撮りだめしておいた最近のドラマを一気に見た。

 なかでも面白かったのは、「Dr.コトー診療所」(フジテレビ系、脚本・吉田紀子)。同名の漫画(作・山田貴俊)を原作とした作品で、離島医療のお話だ。毎回のように手術シーンがあるのは、やや鼻につくが、どの役者もハマリ役で、人間くさいドラマを盛り立てている。とくに子役の名演技は出色の出来。元パンクラスの格闘家で、僕が好きな前田日明と犬猿の仲だった船木も、なかなかの役者っぷりを見せている。主演は、「北の国から」の純クンこと吉岡秀隆。いいキャラクターを作っている。脚本もしっかりとした印象。

 これに次ぐのは「高原へいらっしゃい」(TBS系、脚本・前川洋一)。こちらは、1976年に山田太一の脚本作品として放映されたドラマのリメイクだ。崩れた高原のホテルを再建していくという、結果が薄々見えているお話で、やや都合のいいストーリー展開も目立つが、安心して楽しめるテレビドラマには違いない。役者もまずまず。個人的には市川実和子に魅力を感じる。

 両作品は、どちらも木曜日夜10時からの放映なので、見事にバッティングしてしまう。そういえば、昔々、「北の国から」(脚本・倉本聡)と「思い出づくり」(脚本・山田太一)の両巨匠作品が同じ時間帯の同じくTBSとフジテレビで競合していたのを思い出す。出演者の傾向も似ているから、かつての代理戦争といった印象も。偶然にも、両作品とも、都会で自分を見いだせなかった人々の物語だ。今の時代、こういうドラマが共感を呼ぶのかもしれない。

 これらと対照的なのは、都会のデパートを舞台にした「元カレ」(TBS系、脚本・小松江里子)。広末ウォッチャーなので見ているが、彼氏彼女のグチャグチャ恋愛ストーリーで、三流トレンディドラマの遺物のようだ。あるいは、正月のかくし芸ドラマのような大あくび作品と形容した方がいいかも。「ドラマのTBS」の面目躍如となるべき、かつての東芝日曜劇場の枠なのに……。脚本が元凶なのか、役者の事務所が元凶なのか。

 しっかり練られたドラマは、やっぱり面白い……という当たり前のことを改めて知らされた。3作品とも、まだ放映中。よろしければ、どうぞ。

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105(03/08/25)
ゴーヤは、コーヤって実がなるんです

 さて。東京に、夏が遅れてやってきた。週末から、連日30度超えの気温だ。これが幸いしたのか、ようやく、やっと、ゴーヤ(ニガウリ)に実が付いた。とりあえず、こんな感じ。ね、可愛いでしょ。

 ものの本によると、ゴーヤには雄花と雌花があり、雄花の花粉が雌花に受粉されないと、実がならないそうだ。1つの花弁のなかにオシベとメシベがあれば、風でそよそよ揺れるだけで受粉できるかもしれないが、雄花と雌花が離れて咲いていると、虫が媒介しない限り、自然な状態で実を付けることはないのだろう。雨が上がり、虫の活動も活発になって、無事に受粉できたということか。

 ゴーヤといえば沖縄の特産品だが、数年前から東京のスーパーでも普通に並ぶようになった。僕の仕事場の大家さんは農業を営んでいるので、自宅前で自家製の野菜を売っている。ここでゴーヤを並べ始めたのは昨年からだったろうか。沖縄から運んでくるのではなく、東京でもゴーヤが育てられるんだなあ、と驚いた記憶がある。

 東京でもゴーヤを求める人が増えてきたから地元で栽培を始めたのか、東京が沖縄並に暑くなったから栽培できるようになったのか。ちょっぴり、気がかりではあるけれど。

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