オンフィールド音楽研究所 |
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2006,08,19
014●もしもフジロック'72が開催されるなら(1) 所長●夏の野外ロックフェスの数々が、今年もおおむね終わってしまった。 秘書1号(以下、1号)●終わったねえ。 所長●毎年思うけど、今年はとくに凄いメンバーが勢揃いした印象だ。 1号●確かに、そんな気がする。 所長●武道館あたりで十分に単独公演できそうなアーティストが、フジロックでは少なくとも3組、サマーソニックでは7組、UDOフェスでは4組もいる。 1号●サマーソニックはとくに豪華なメンツだった。 所長●そうだよなあ。アンドリューW.K.、カーディガンズ、シャーラタンズ、ブンブンサテライツ、ダフトパンク、エディターズ、フーバスタンク、キーン、リンキンパーク、マッシヴアタック、メタリカ、ミューズ、マイ・ケミカル・ロマンス……うーん、全部観たかった。ついでに純日本勢では、クラムボンとグループ魂も。 1号●純日本勢って。 所長●ブンブンサテライツは海外アーティストと同格だから。詳しくは、こちらをご覧あれ。
1号●観に行けば良かったのに、ねえ。 所長●今年のフジロックは、実は取材で行くチャンスがあったんだよ。でも原稿締め切り間際で、なくなく、断ってしまった。うーん無念。 1号●もったいない、もったいない。 所長●サマソニは食指がかなり動いたのだけど、気がついたときはチケットがソールドアウトだったし。 1号●このメンバーなら、売り切れても当然だね。サマソニに出演予定だったキーンは、ドタキャンで英国に帰ってしまったみたいだけど。 所長●キーン君は家族思いの好青年っぽいから、何か、家族に重大な要件があったのだろう。 1号●またまた、君よばわり。 所長●夏フェスのことを知らない人のために、こんなサイトをご紹介してさしあげようね。
1号●誰に向かって言ってるんだ。 所長●会場が複数に分かれて同時進行するのが夏のロックフェスの特徴みたいだ。観たいアーティストが違う会場で同じ時間帯に重なった場合、どっちを犠牲にするのか、悩ましい部分もあるな。 1号●けっこう忙しくなるよね。一日中、あっち行ったり、こっち行ったり。 所長●そうそう。フジロックなんて、3日間連続でしょ。現実問題、まともに観ようと思っても、途中で体力が尽きてしまうと思うよ。 1号●あー。とっても現実的な問題。 所長●たぶん、1日目は張り切って6時間くらい観るだろ、その夜は慣れないテント生活と、周囲の花火騒ぎで眠れず寝不足気味になるんだろうな。だから2日目は3時間くらい観て、あとは、うとうと昼寝してしまうんだろうな。3日目は帰りの高速道路が混むからと、最後まで観ずに早々と帰路に向かう。 1号●ずいぶん、ネガティブシンキングだな。 所長●ふふふ。まあ、フジロックはBS放送の 「WOWOW」で8月25日に、サマソニはCS放送の「MTV」でそのうち放映されるんだろうから、やっぱり自宅で楽しむのが一番かも。 1号●出不精だね。 所長●中年になると、ますます出不精になる。故に、デブ症にも。 1号●ダジャレ言ってる場合か。 所長●結局やっぱり、夏フェスは若者が行くものなんだよ。ロックをガンガン聞いていた中高生時代に、こんなフェスがあればなあー。 1号●過ぎた過去だね。 所長●会場で、東京からやってきた女の子に声をかけたりしてなー。「一緒にコーク飲もうや!」とか言ったりして。 1号●女の子の顔を真正面から見られないシャイな少年だったくせに。 所長●「あら、あなた、関西のなまりがあるわね」とか言われてさあ。 1号●……。 所長●「お好み焼き作るねんけど、一緒に食べへん?」なあんて。ぷふふ。 1号●……どんどん、夢の世界へ行こうとしているね。 所長●ああ、そうだ! 思いついたぞ。今回は「もしも」シリーズ第一弾! 1号●また新しいシリーズかよ。 所長●もしも、フジロック'72があったとしたら。 1号●ドリフのコントみたいな切り口だけど、まあいいか。 所長●フジロックを主催するスマッシュの日高さんになった気分で、勝手に出演アーティストをセレクトして遊んでしまおう。うん、そうしよう。 1号●なるほどね。 所長●参考までに、日高さんのインタビュー記事をリンクしておこうね。いずれリンク切れすると思うけど。
1号●フジロック'72か。ちょっぴり、ワクワクしてくるね。 所長●うむ。何だか、青春の血潮が騒いでくるぞ。 1号●まずは、最終日の大トリを誰にするか、決めないと。 所長●70年代のロックフェスの大トリといえば、内田裕也さんでしょ。 1号●えーっ。 所長●「ジョニー・B・グッド」でロケンロールして、終幕。パチパチパチ。 1号●……何だか、急に夢がしぼんできたんですけど。 所長●御大・裕也さんに失礼じゃないか。 1号●「8・8ロックデイ」とか「春一番コンサート」なら、それでもいいけどさあ。一応、夢のなかのフジロック'72なんだから。 所長●じゃあ、もっと壮大な、実現不可能かもしれない空想を膨らませていいのだな。 1号●そうそう。 所長●じゃあ、大トリはレッド・ツェッペリンだ。 1号●わあ、いきなり大きく出たね。 所長●雑誌「ミュージックライフ」の、確か1971年度の人気投票だったと思うけど、ビートルズを僅差で破って1位に輝いたのが彼らだから、その余勢をかって、大トリには十分だろう。 1号●十分、十分。文句なし。 所長●72年と言えば、名盤とされるライブアルバム 「永遠の詩」のステージが行われる1年前だ。絶頂期のステージが間近で観られるだろう。 1号●現実に72年の10月には来日しているから、2か月、前倒しにしてもらう交渉はあり得る。いいねえ、いいねえ。 所長●ええと、他のメンバーだが。 1号●うん、うん。 所長●ええと、ええと……。 1号●ええと? 所長●続きはまた次回にしよう。 1号●そんなあ。 所長●今回のブログは長くなりそうだし、再び仕事が忙しくなってきたし、ネタの仕込みにも時間がかかりそうだし。 1号●気を持たせるなよ。 所長●しょうがないじゃん。ということで、この話題は第2回目におあづけ。1週間か2週間、待つのだぞ。 1号●くれぐれも、1ヶ月も放ったらかしにはしないようにっ。 -posted by 所長@01:39PM |
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