オンフィールド音楽研究所 |
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2006,08,10
013●ミューズ(Muse) 所長●いやあ、待たせたな。1か月ぶりのブログだ。 秘書1号(以下、1号)●まったくだ。本当に待たされた。 所長●何だか、ご機嫌ナナメちゃんだな。 1号●あんたが放ったらかしにするから、鼻の辺りにカビが生えてきたじゃないか。 所長●何のことだ。 1号●このブログの設定を忘れたのかよ。俺は、あんたのコピーロボット。コピーロボットは押し入れに入れるのが「パーマン」流だ。今年のように長い梅雨の間、押し入れに放置されたらタマランですばい。 所長●ちょっと、左門豊作の口調が入ってるね。熊本系の。 1号●カビのせいで、会話プログラムにバグが入ったんだ。 みんな、あんたのせいだ。 所長●わかった、わかった。僕が悪いんですよ。仕事をたくさん引き受けすぎた僕が悪いんですよ。 1号●まったくだ。あんたが悪い。 所長●何か、やりにくいなあ。……そろそろ今回の話題を始めるよ。 1号●始めたいなら、とっとと始めれば。 所長●今日は、プロレスラーにお薦めしたいビデオクリップの話題なのだ。 1号●久しぶりなのに、えらく、ターゲットが狭い話題だこと。 所長●いいじゃん。このブログも、ようやく月間1000ページビューのペースを超えた。プロレスラーの1人くらいは、 偶然にもこのブログを見るだろうから。 1号●見るかね。 所長●だって、日本全国のプロレスラー数は推定200人くらいだろ。日本のブログウォッチャー人口がざっくり2000万人として、2000万分の200は、ええと、ええと……。 1号●10万分の1ですな。 所長●そうか……。確率から言うと、見られる可能性はかなり低いな。 1号●そういうことになりますな。 所長●じゃあ、この話題はやめておこうか。 1号●自分から言い出しておいて。 所長●まあ、いいや。検索に引っかかることを期待して、レスラーの実名を挙げながら、喋りますかね。 1号●姑息な手段だ。 所長●お薦めしたいのは、ミューズの最新ビデオクリップなのだ。 1号●ああ、ミューズね。 所長●清潔症候群の御用達石鹸じゃないぞ。 1号●分かってるよ。 所長●御用達は「ごようたし」だぞ。「ごようたち」じゃないぞ。 1号●分かってるってば。 所長●彼らのことを初めて知ったのはUKのグラミー賞ともいうべき「Brit Award」の授賞式だったろうか。怪しげな緑色のライトを浴びながらの演奏だったような記憶があるが。 1号●授賞式のなかでは、かなり異彩を放っていた。 所長●うん、格好良かった。さっそく99年のデビューアルバム「ショウビズ」から3rdアルバム「アブソリューション」まで聴いたけど、いかにもUKっぽい、ダーティで退廃した感じ、くらーい感じが大好きっ。 1号●また小さな「っ」を入れましたな。 所長●個人的には、UKのロックシーンがどうしてもっと脚光を浴びないのか、不思議でたまらない。 1号●洋楽はアメリカ中心、というイメージが強いね。 所長●「グラミー賞」は毎年WOWOWで生中継されているのに、グラミー賞よりも開催時期が早い「Brit Award」の放送はいつも後回しだ。今年の「Brit Award2006」は、去年よりもさらに遅れての放送。おまけに深夜の時間帯。明らかに格下の扱いだ。 1号●番組のノリは、「Brit Award」の方が日本向きだと思うけど。 所長●まったくね。で、今回は6月末に日本でリリースされたミューズの最新4thアルバム「ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ」からの先行ヒット、「スーパーマッシヴ・ブラック・ホール」のビデオクリップを強力プッシュ。 1号●プロレスラーにお薦めの根拠やいかに。 所長●まあまあ、見てみてよ。期間限定だとは思うけど、ビデオクリップがwebで見られる。つくづく、便利な世の中だ。 1号●このビデオクリップとプロレスラーの関係や、いかに。 所長●見て分からないか。要するに、ここには覆面レスラーのキャラクターとして使えるアイデアが満載なのだ。 1号●ああ、覆面レスラーね。 所長●僕がブッカーなら、このビデオクリップから少なくとも3つのキャラクターを作るな。 1号●覆面レスラーなら、さらにターゲットが狭くなった。 所長●そんなことないよ。日本人のマスクマンで、タイガーマスクとか獣神サンダー・ライガーしかいなかったのは、遠い過去の話。「週刊プロレス」のレスラー名鑑が手元にないから正確には分からないけど、たぶん、20人はいるんじゃない。 1号●ほお。 所長●老舗の新日本プロレス関係なら、エル・サムライ、ブラック・ストロング・マシーン、ケンドー・カシン、古くは海賊ガスパーとか。 1号●試合をぶちこわして、観客が暴動を起こしたマスクマンね。 所長●その前にはストロングマシーン1号、ストロングマシーン2号、ストロングマシーン3号……ええっと、何号までいたのかな。 1号●さあね。マニアじゃないから分かんない。 所長●海賊ガスパーの遺伝子では、魔界1号、魔界2号、魔界4号、魔界5号。あれっ、魔界3号はいない のかな。 1号●さあね。こっちは、暴動すら起こしたくないマスクマンだね。 所長●最近見たマスクマンで面白かったのは、タイガースマスク。 1号●タイガーマスクじゃなくて、タイガースのマスクなのね。 所長●そうそう、タイガースのユニフォームみたいなコスチュームをつけたマスクマン。さすが、大阪プロレス所属だけあって、観客との掛け合いが巧い。ツボを心得ている。 1号●大阪プロレスはマスクマンの宝庫だよね。代表からしてスペル・デルフィンだから。 所長●ちょっと調べてみようか。……おおっ、マスクマンが一杯いるぞ。えべっさん、秀吉、スーパードルフィン、くいしんぼう仮面、ペッキー、ミラクルマン、フラッシュ・ムーン、アイス・ペンギン、タコヤキーダ、ブラックバファロー、政宗、デンセンマンなんてのもいる。 1号●だんだん、ゲップが出てきたんですけど。 所長●いまタイガースマスクが参戦している、みちのくプロレスにもいるぞ。ザ・グレート・サスケは有名だが、他には義経、ラッセ、精霊、植樹マン……。 1号●秀吉と政宗と義経で、軍団ができそう。 所長●ドラゴンゲートもマスクマンの老舗だ。団体のルーツとなったウルティモ・ドラゴンの他では、K-ness、マグニチュード岸和田、Dr.MUSCLE、ドラゴン・キッド、スペル・シーサー、ストーカー市川、カラオケマシーン1号、しゃちほこマシーン……。 1号●だんだん、頭も痛くなってきたんですけど。 所長●個人的には、UWF時代のマッハ隼人、JWPのボリショイ・キッドも結構好きだった。あっ、重要なマスクマンを忘れていたぞ、全日本プロレス系の、ザ・グレート・ゼブラ。 1号●それは漫画の中だけの話題でしょうに。ジャイアント馬場がマスクをかぶったやつ。 所長●数えてみたら、20人どころじゃないね、50人はいそうだ。 1号●ところでさ。 所長●何。 1号●音楽の話題はどこへ行った。 所長●ああ、何の話だっけ。 1号●ミューズの話題でしょうに。彼らについてのプロフィール紹介とかは。 所長●それは、レコード会社のアーティストページの方が詳しいし。 1号●あー。 所長●ミューズの説明って難しいんだよ。まあ、聴いてみてよ。 1号●音楽ライターをやっているとは思えない。 所長●音楽ライターじゃないよ。音楽雑誌にも時たま書いているライター。 1号●ものは言い様だね。ところで、もう一つ気になる点だけど。 所長●何。 1号●このミューズの新曲、もう発売されてから1か月以上たっているんですけど。たぶん、知っている人は「何を今さら」って感じじゃないの。 所長●そこを突かれると痛い。そもそも、このブログは7月の頭に出そうとしてた内容だから。 1号●時期を逸しているね。 所長●マスクマンのことを調べなきゃ、とか、Brit Awardの過去のビデオをチェックしてみよう、とか思っているうちに、仕事が忙しくなっちゃって……。 1号●だから1か月も放ったらかし。 所長●そうなの。 1号●やっぱり、あんたが悪い。すべては、あんたのせいだ。 所長●はいはい、分かったよ。次は、押し入れの中に「水とりぞうさん」入れておいてあげるから。 1号●「水とりぞうさん」じゃイヤだ。「ハイスピード湿気とり 吸うぱあまん 激乾」にしてほしい。 所長●何ちゅうネーミングなんだ。 -posted by 所長@04:53PM |
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