オンフィールド音楽研究所 |
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2006,05,30
002●ルーファス・ウェインライト(Rufus Wainwright) 所長●ルーファス・ウェインライトをかけっぱなしで、お仕事。なかなか心地良い音楽だ。 秘書1号(以下、1号)●ニッチな趣味だね。ルーファス・ウェインライトを聴いてます、って言うだけで人間のステイタスがちびっと上がる感じ。優越感、感じてるだろ、ん? 所長●ステイタスが上がるかどうかはワカンナイけど、まあ、知名度があんまりないのは確か。僕だって、ついこないだまで知らなかったのだ。タネを明かせば「ミュージック・マガジン」1月号に掲載されていた2005年度のレコードベスト10みたいな企画で、ロック部門で1位だったから。どんなもんか、いっちょ、聴いてみるか、ということで。 1号●「ミュージック・マガジン」は孤高の音楽雑誌だからなあ。大衆におもねず、スポンサーにもおもねず、公式サイトすらもなく。 所長●だからバンバン売れる雑誌にもならないけど、固定ファンがしっかりついている。永年続いているのは偉大なり。中村とうようさんの魂が受け継がれている。 1号●そうね。 所長●まずはロック部門1位だった「ウォント・トゥー」を新宿区図書館でゲット。聴いてみたら、あらま、デイヴィッド・バーンの世界だった。 1号●デイヴィッド・バーンについては、あんた、新作を推薦してるよね。 http://www.onfield.net/otoraku/review/008.html 所長●確かに。でも、バーンの後にルーファス・ウェインライトを聴いてみたら、バーンの「グロウン・バックワーズ」が凄かったのは、ルーファス・ウェインライトの力に負う部分が多かったんだなあとわかって、ちょっぴり、ネタバレの気分。 1号●織田裕二が凄いんじゃなくて、マキシ・プリーストが凄いんだ、みたいな? 所長●むふふ。確かに「Love Somebody」にはゲップだな。 1号●ルーファス・ウェインライトって、どんな人物なのかね。 所長●わからんなあ。来日したことがあるのかないのかも知らない。僕の知る限り、ビデオクリップも見たことない。以前は、コアな音楽ファンの間で話題を集めた時期があるようだが、たぶん、ファンになるべき人は既にファンになっているから、レコード会社も新規開拓には消極的なんだろう。 1号●確かに、CDを購入するターゲットは限られそう。 所長●ところで。 1号●何。 所長 ●ルーファスと言えば、ルーファスwithチャカ・ カーン。 1号●いきなり70年代に話が飛びますな。しかもジャンルが全然違う。 所長●けっこうインパクトのあるソウルグループだった。 1号●ファンク路線でね。 所長●こないだ、CSで放映されていたドキュメンタリー映画「永遠のモータウン」を観ていたら、チャカ・カーンが出演していてビックリ。 1号●一時はソロ活動が軌道に乗ったようにも見えていたけどね。 所長●ホイットニー・ヒューストンと見事に競合していたので、ちょっぴりソンしてたな。歌の巧さではチャカに軍配に上がるのだがねえ。80年代にはチック・コリアと共演してジャズにも進出している、らしい。 1号●チャカ・カーンに罪はないけど、MTV時代に入ったのに、あまりビデオクリップ向きの顔ではなかったのは、ちと可哀想。 所長●そうね、小泉チルドレンにたとえるなら、ホイットニー・ヒューストンが佐藤ゆかりで、チャカ・カーンは井脇ノブ子、みたいな。 1号●リアクションはナシ、ということで。 所長●今はメジャーレーベルとの契約も切れたらしい。ルーファス時代からソロ時代まで、もう一度聴き直してみますかね。
「70年代洋楽アーティストリンク集」でも取り上げるのを忘れていたから、今度ホームページを探してみようか。再び意図的にリンク。 1号●残念ながら、黒人アーティストのホームページは少ないからね。見つかるといいけど。 -posted by 所長@10:32AM |
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