オンフィールド音楽研究所 |
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2007,01,20
021●ネリーナ・パロット(Nerina Pallot) 所長●本日は、青田買いの日。 秘書1号(以下、1号)●そんな日、ありましたっけね。 所長●最近、日本ではまだ騒がれていないアーティストを発掘したい気分なんだよね。半年後、1年後に当ページにアクセスした人が、「おおっ、先見の明があるな、コイツ」と思うようなアーティストを紹介する。ムフフ。 1号●単なる功名心ですな。 所長●誉められて伸びるタイプですから。 1号●最近、某ブログにも、同じようなセリフが出てきたけど。 所長●頻繁に見るウチに、言葉遣いが似てきたかも。そこんとこ、宜しく哀愁。 1号●似すぎだってば。 所長●じゃあ、今回のアーティストを紹介するぞ。ネリーナ・パロットだ。……たぶん。 1号●たぶん、って。 所長●だって、まだ日本盤が発売されていないから、日本語表記がどうなるか、わからないんだもん。輸入盤の表記だと、Nerina Pallot。父親がフランス人2世のようだから、フランス語読みしたら、ネリーナ・パローにもなる。 1号●パロー、ね。 所長●パロ〜〜。 1号●それじゃあ、象の雄叫びみたいだ。 所長●だよな。日本人にとっては、パロット、の方がいいだろう。洋楽担当のセンスが試されるよね。もし日本盤を発売するとしたら、どこのレコード会社だろう。 1号●レーベルは、「14th
FLOOR」らしいね。UKのヤフーで検索してみよう。……おっ、出てきたぞ。ここだ。 所長●知らないアーティストばかりだな。 1号●確かに。地味なレーベルだよね。 所長●あっ、こいつは知ってるぞ。RAY LAMONTAGNE。レイ・ラモンターニュだ。雑誌『ミュージックマガジン』のベストアルバム2006では、アメリカ編で最新作が6位に入っていた。聞いたこともないアーティスト名だったから、デビューアルバム「トラブル」を図書館で借りて聴いてみたばかり。日本盤はBMG JAPANだね。 1号●BMG
JAPANといえば、カサビアン、クリスティーナ・アギレラ、フー・ファイターズなどがいる。 所長●おばさまキラーのイル・ディーヴォ、エルビス・プレスリー、ロッド・スチュワート、バリー・マニロウもいる。「ニホンゴ、モット、シャベリタイ」のジャスティン・ティンバーレイクもいる。おっ、クリスタル・マイヤーズとアヴリル・ラヴィーンもBMG JAPANか。 1号●まずまず、多様な売れ筋が揃ってますな。 所長●だったら、早く、ネリーナ・パロットも発売してほしいね。 1号●では、彼女について簡単に紹介を。 所長●1975年生まれの、今年32歳。英国を拠点とするシンガーソングライターだ。デビューは2001年で、今回紹介したい2005年発表のセカンドアルバム「Fires」でブレイク。最近はシェリル・クロウ、ジェイムス・ブラント、スザンヌ・ヴェガなどのツアーに同行したよう。 1号●たぶん、このあたりのアーティストが好きなファンが、ターゲットなんだろうね。 所長●そうだろうね。確かに、いいところを狙っている。一番近いのは、シェリル・クロウかな。少なくとも、スザンヌ・ヴェガほど陰な感じじゃない。 1号●なるほど。 所長●間もなく本戦が開催される英国のグラミー賞、「Brit Awards2007」では、エイミー・ワインハウス、コリーヌ・ベイリー・レイ、ジャメリア、リリー・アレンと共に、「ブリティッシュ女性ソロ・アーティスト」部門にノミネートされている。まあ、本命はリリー・アレンとコリーヌ・ベイリー・レイだろうが、大穴の存在ではある。 1号●エイミー・ワインハウスとジャメリアは? 所長●ボク知らない。エイミー・グラントとエジソン・ライトハウスとジャーメイン・ジャクソンなら知ってるけど。 1号●別人でしょうが。 所長●ムフフ。 1号●まあ、「ブリティッシュ女性ソロ・アーティスト」5人の枠に入るってことは、それなりの評価だね。 所長●そういうことになるが、バカ売れしたわけでもなさそうなんだけどね。アルバム「Fires」は英国チャートで最高位で21位。ちなみに米国アマゾンでは今日時点で60,335位、日本のアマゾン(輸入盤)では、119,140位 1号●気が遠くなるランクだ。英国ローカルで中ヒット、って感じですか。 所長●にもかかわらず、ノミネートされているのは、シングル曲「Everybody's Gone To War」が強烈な反戦ソングでインパクトが大きかったから、じゃないかな。曲の最後は「I don't want to die!」の連呼で終わっている。でも、メロディラインはとてもポップ。このあたりのアンバランスが絶妙、かも。 1号●日本では売れるかな。 所長●プロモーション次第だが、そこそこ売れると思うな。少なくとも、去年新たに聴いた女性ソロアーティストのアルバム作品では、かなり何度も愛聴してる作品だ。たぶん、日本での発売時期を探っている段階、と思っているが。いくら遅くとも、夏前には日本盤が出るんじゃないのかな。夏になっても出なければ、日本では売れないと判断したとしか思えない。 1号●今回は、ストレートに音楽紹介に徹したね。さほど脇道にもそれず。 所長●まだ日本では、ほとんど知られていない存在だからね。紹介しなければ、という使命感に徹すると、このくらいは、できるのよ。 1号●鼻高々だね。 所長●ムフフ。といっても、ネタ元のほとんどは、英国のWikipediaに依存。日本語資料が本当に少ないからね。どうぞ、皆さんも、こちらをご覧あそばせ。
1号●ネタ元を明かしちゃいましたな。 所長●日本盤発売の暁には。 1号●暁には? 所長●ライナーノーツ執筆の依頼が来ないかな。 1号●来るわけないでしょうに。Wikipediaが主たる情報ソースというレベルなら。 所長●一度で良いから、ライナーノーツを書きたいのよ。 1号●書きたいと思うのは、自由だけどね。 所長●でも、旅行ガイド並みのギャラだったらイヤだな。 1号●注文が多いな。 所長●企業PR誌並みのギャラだったら、喜んでお引き受けいたしましょう。 1号●だから、注文なんて、来ないってば。 所長●日本盤のタイトルは「戦火」がいいね。 1号●物騒だから、却下だよ。 所長●だったら「恋するファイヤー」 1号●ますます却下。
-posted by 所長@09:43AM |
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