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331(07/10/24)
MD時代の終焉か。

 さて。最近、この世からなくならないうちに新品のダブルMDデッキを購入しておこうと思って価格.comやオークションサイトを注視していたのだが、9月末から10月上旬にかけて、みるみるうちに売り切れたり、高値に移行したりして、品薄感が急激に広がってきた。狙っていた製品は躊躇しているうちに売り切れてしまい、高値覚悟で新品が買えるのは1機種だけ。MDから別のMDへダビングするには不可欠な製品だけに、これはとても辛い。

 品薄感はダブルMDデッキにとどまらず、ポータブルMDにも広がり始めている。とくに録音ができる機種は近いうちに貴重品になるのだろう。僕が取材録音にMDを使い始めたのは2001年から。音質のクリアさ・臨場感にたまげて、もっぱらこれを愛用してきたが、そろそろステレオICレコーダーに切り替えるべきタイミングなのかもしれない。10数年前に購入したカセットレコーダーは未だ元気だというのに、皮肉なものだ。

 たまりにたまった音楽MD数百枚の、今後の運命やいかに。手持ちのMDプレイヤー類は、せいぜい修理しながら使い続けるしかあるまい。MDプレイヤーには必須となるガム電池の存続も気になるところだ。

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332(07/10/24)
スタコラ、サッサ。

 さて。我が家の庭を根城とする大きなカマキリが、郵便受けの屋根に出てきた。

カマキリ1
「あちゃー、見つかりましたか」(といった具合に、用心深い視線)

カマキリ2
「ほな、逃げまっさ」(と、観念して植木の方へ逃げ始める)

 秋も深まってきたので、身体を枯れた草の色に偽装しているとはいえ、ここなら簡単に見つかってしまう。購入したてのデジカメを使ったのでマクロ撮影の方法がわからず、アップはこれが限度。

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333(07/10/31)
アナログ派御用達か。

 さて。一般消費者向けに、レコードをCD化してくれる機械が誕生したとは知らなかった。こいつは、かなりの注目製品かもしれない。

●TEACニュースリリース(2007年10月30日付)
「レコードをCDにダビングできるオールインワンモデル
ターンテーブル付きCDレコーダー『LP-R400』を新発売」

TEAC製品(上記ニュースリリース写真を拝借)

 LPアルバムの曲間の無音を認識して、トラックを切り替えることもできるようだ。音楽の種類によっては、曲間なのか単なる静寂なのか判断に迷われるところがあるだろうし、十分な曲間が取られていないアルバムもあるだろうから、CDと全く同じトラック分けが完璧にできるとは思えないが、「これ1台で」のオールインワンは、かなりの朗報だろう。

 nikkei BPnetの記事によれば、予想実売価格は6万9800円だそう。高価な品にはなるが、スキマを縫った付加価値の高い製品だから、やむを得ない。僕のようにアナログレコードの処遇に迷っている人にとっては、いずれは買っておきたい新カテゴリーのAV機器だ。

 外部入力端子がついているようなので、うまくいけば、MDに録音したものもCDにできるのだろうか。「できない」とは明記していないので、ほのかに、できることを期待。

 これまでも、パソコンを使ってアナログ音源をCD化するためのアダプター&ソフトはあったし、1つ購入して使ってみたが、作業中パソコンが使えないのは辛かった。大学時代、オープンリールテープデッキでTEACには相当お世話になったが、もし購入すれば、30年ぶりか。

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334(07/12/10)
あすふぁると。

 さて。月日が経つのは早いモノで、当コーナーの更新が1ヶ月以上、途絶えてしまった。大きな仕事に一区切りがつき、永年続いていた連載が終了し……と、緊張感が緩むチャンスを待ち受けたように先週後半から4年ぶりの風邪っぴきになり、週末は悪寒と喉の痛みとくしゃみの連発に苦しんでいた。

 そんなことはさておき。たまたま昨日のヤフーのニュースで「アッコ、紅白初登場歌手に土下座」という見出しに目がとまった。記事の中身を見てみると、和田アキ子が例の如く出場歌手について毒舌をつき、今回初出場する「すぎもとまさと」についても「知らない」と公言したらしい。しかし彼が元は作曲家であり、自分にも曲を提供してくれていたことを知り、アッコが自身の番組で詫びを入れた、という内容だった。

 ん? そういえば、「すぎもとまさと」って誰なのだろう。何とはなしにHPを探してみてビックリ。75年にアルバム「あすふぁると」をリリースし、確かこれ1枚だけで姿を消したように思っていたフォーク歌手の杉本真人さんだったとは。

 実はこのアルバム、何度もテープで聞き込んだ覚えがあったがLPは手放してしまったのか、元々テープでしか所有していなかったのか、手元には残っていなかった。どうしてももう一度聴きたくなり、二束三文の値段でオークションで競り落としたのは数年前だったろうか。

 どことなく吉田拓郎を思わせる世界観を持ちながら、湿っぽい四畳半フォークの時代が終わりかけていた75年を象徴するように、後に日本のフュージョン界で活躍する上田力が当時としてはオシャレ感漂うアレンジを施した、隠れ名盤の1つだ。改めて聴き直すと、フォークと言うよりは、歌謡曲ど真ん中の曲揃い。なかでも「東高円寺」「石神井公園」という中央線沿線を舞台にした2曲が好きだった。僕の記憶が間違っていなければ、少なくとも一度、「夜のヒットスタジオ」にも出演していたのではないか、と思う。

杉本真人
▲今でも「あすふぁると」を所蔵しているファンは何人いるのか。

 さて。今年の紅白は多くの人が指摘するように、地味なラインアップだ。白組にフラワー・トラベリング・バンドが、紅組にカルメン・マキ&OZが限定再結成で出場……などというビックリニュースでもない限り、見る気はしないが、毎年の習慣として観てしまうのだろう。杉本真人改め・すぎもとまさとと、日本のジェームス・ブラウン、北島三郎を楽しみにしておこう。

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335(08/01/07)
蝋梅がキレイに。

 さて。これは我が家の蝋梅。昨年の暮れ頃からキレイに満開だ。この花を狙って、ヒヨドリがけたたましく飛来してくる。たまにメジロの姿も。2008年は、我が家の“狼狽”になりませんように。

蝋梅

 同じ黄色だが、こちらは、我が家のゆず。小さな苗を植えて3年目くらいだが、今年は6つが実った。年末年始に5つを使って、残りはコイツだけ。

ゆず

 ところで、ゆずと言えば、コブクロ。年末にはレコード大賞を受賞したようだ。それなりの楽曲だったから、文句はないが……。それにしても、テレビ中継で過去の映像を多用しているのは何ともはや。要するに、最近の流行歌だけではレコード大賞というテレビコンテンツを維持できないということなんだろう。

 シャランQの、つんく以外のメンバーの嬉しそうな表情が印象的だった。

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