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306(07/03/05)
TV版「座頭市」最終回へ。

 さて。CS「時代劇専門チャンネル」で、TV版「座頭市」の最終シリーズが放映されている。79年の作品。
http://www.jidaigeki.com/prog/107897.html

 映画・TVをあわせると「座頭市」は100本以上あると思うが、TV版「座頭市」の最終シリーズの完成度は、半端じゃない。どう見ても、一本の映画に匹敵するほどの質の高さで、おまけに、映画「木靴の樹」を思わせるような地味さ。これがゴールデンタイムの20時台に放映されていたなんて、今ではとても信じられない。

 もっとも、あまりに地味だったために視聴率は確かひと桁台だったと思う。視聴率が悪くなればなるほど勝さんは質を上げようとしたのか、最終シリーズの後半になると、「視聴率なんて知ったことか」「観たいヤツだけが満足すればいい」とばかりに、ますます好き放題に作ったと記憶している。これが、めちゃくちゃ痛快で、僕のなかで勝伝説が生まれる契機となった。

 来月4月1日に放映されるはずの最終シリーズ最終回「夢の旅」は、僕の記憶が正しければ、テレビドラマ1本に5000万だか1億円だったかをかけた、いわくつきの作品ではなかったかと思う。TV版「座頭市」の最終シリーズでは製作費の枠を無視した作品づくりをし、勝プロは大赤字を背負う羽目になった……これもおぼろな記憶ではあるが。視聴率低迷で打ちきりになった伝説のTVドラマ「警視K」は翌年の作品で、両方の赤字だったのかもしれない。

 映画バカ、座頭市バカを押し通した勝新太郎さん、これにじっと堪えた中村玉緒さんには、改めて敬服したい気持ちになるのだ。

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307(07/03/08)
You Tubeで烏賀陽さんが語る。

 さて。たまたま今日発見したのだが、たびたび触れているオリコン訴訟で、被告になった烏賀陽さんが、You Tubeで直接、ネットユーザーに説明をしている。なるほど、この手があったかと、納得。分かりやすくコンパクトにまとめているので、ぜひ、視聴いただきたい。

うがやテレビ「おかしいやんけ! オリコン訴訟」

●第1回(自己紹介編)
http://www.youtube.com/watch?v=FSPMZ5Bo-Wc (3分58秒)
●第2回(訴訟の本質を一言で編)
http://www.youtube.com/watch?v=YaaZp6Wttsg (3分37秒)

 リンクがうまく機能するか、やや不安なので、もしうまく飛べないようなら、You Tubeトップ画面の検索窓に、「オリコン訴訟」と入力して検索すれば、すぐに出てくると思う。始まったばかりなので、まだ3回、4回と続きそうだ。

 インターネットの時代であることは、不幸中の幸いである。

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308(07/03/25)
ぬか漬け食べぬか。

 さて。我が家では、この冬から木桶で「ぬか漬け」を始めた。始めたと言うと自主的に聞こえるが、本当のところは、連れ合いが始めたのをボクは遠巻きに見ていた、と言った方が正しい。

 ワケあって一週間はぬか床の面倒をボクが見ることになって、自ら素手でグワシグワシと、ぬか床をかき混ぜる毎日。面倒を見ているだけではツマラナイので、自分でもニンジンやらキュウリなどを入れてみた。これが、まずまず美味しい。少し漬け方が浅く、野菜の丸かじりみたいになってしまったが、ぬる澗の“アテ”には十分だった。


▲最初はイヤだったが、かき混ぜるのも今は平気。

 
▲ちょっと浅めに漬け上がりました。

 ちなみに、「タモリ倶楽部」でもぬか漬け特集がありましたが、我が家はそれよりも早かったことを付け加えておきましょう。

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309(07/04/05)
新興の駅……か?

 さて。昨日は、某雑誌の取材で、某社の、某工場へ。その途中で、気になる駅を発見。名前は「新興駅」。そんな名前の駅知らないぞ、と思ったら、どうやら貨物線の専用駅であるらしい。

 
▲(左)左遠方に見える廃墟のような建物が新興駅の駅舎。さらに近づいたのが右の写真。屋上に「新興駅」と意外に真新しい看板が出ている。

 どうやら、1934年(昭和9年)ごろには開業した駅のようで、戦前から戦後まで、工業地帯の隆盛を支えたのであろう。世の中には鉄道マニアの皆さんがいて、web上にはいろいろ情報が出ている。例えばこちらのwebページを見てみると、同じ場所から望遠で撮ったと思われる写真が。

 廃線めぐりの趣味はないが、興味をそそられる存在であるのは確か。毎日、この横を通っている某社の皆さんは、気にも止めない存在だろうが。

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310(07/04/26)
初めてのFM番組生出演

 さて。エフエム東京の「ワンダフル・ワールド」という番組に5分弱ほど(?)、電話で生出演した。

 この日は、エフエム東京の開局37周年記念ということで、“開局した1970年を知り尽くしたスキマ史研究家”として、当時の新聞縮刷版から拾い出したディープなニュースをいくつか披露するという趣向で出演。テレビに録画で出演した経験はあるが、ラジオの生出演は初めてだ。

 うまく喋ることができたのか否か、自分ではよく分からないが、緊張感のあまり過呼吸になる、といったこともなく、番組のノリに合わせて軽い感じで喋ったつもり。しかし、こういうマスメディアで肉声を出すというのは、なかなか難しい仕事だ。個人的には、ローカルFM局でもいから音楽番組をやってみたいな、などと考えていたが、やっぱ、無理だろうね。

 この「ワンダフル・ワールド」は4月に始まったばかりらしく、TV番組「インパクト」などでお馴染みの黒縁眼鏡の茂木淳一さんと、なかなかの美形と推察する小山ジャネット愛子さんが司会を務めている。「ニュースは伝えるモノではなく貰うモノ」というコンセプトで、街角インタビューなどを多用しながら、ゆるーい話題を提供しているのが特徴だ。

 同じような傾向の番組ではJ-WAVE金曜日の「e-STATION」を以前よく聴いていたが、「ワンダフル・ワールド」の方がトレンディすぎず、タイアップ色も少ないので、なかなか好感。茂木さんのとぼけたトークと、小山さんのどっしり構えた大人の女感が、いい味を出している番組だ。これから、頻繁に聴かせてもらいます。

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