056〜060

057へ
058へ
059へ
060へ

056(02/12/03)
エコ版・シムシティがほしい

 さて。windows版なのは口惜しいが、シムシティ4が登場するようだ。同ゲームはゲームプレイヤー自身が市長になって、理想の街を作り上げていくゲーム。パソコンを使い始めた6年ほど前に、二世代前となってしまう「シムシティ2000」にすっかりハマってしまい、徹夜も何度か経験した代物だ。

 ただ、人口を増やし、街を巨大化していかないとゲームが展開していかないという、いかにもマッチョな仕組みになっていたのは不満。ちょうど仕事でラスベガスへ取材に行き、セスナ機から見た街の風景がシムシティそのままだったことも、ゲーム離れしてしまった要因の一つ。

 そこで発案。エコな街を作るシムシティみたいなものはできないか。例えば、CO2排出量 50%削減みたいなゴールを設け、車社会からの脱皮を促す施策をうつとか、電力消費の大きいプラズマテレビには重加算税を課すとか、小学校に環境教育のプログラムを入れさせるとか……。環境対策を過剰にやりすぎると経済が失速して安物買いが始まり、かえって環境負荷の高い商品ばかりが市場に流れて悪影響を及ぼすとか、リサイクルを徹底しすぎてかえって石油燃料を使ってしまうとか、負に働く要素なんかも加わると、ぐっと深みが出て面 白い。

 市長の舵取りがへたくそだと環境保護団体が騒ぎを起こしたり、国際的な環境基準をめざすとグローバリゼーション反対の団体が先鋭的なことを始めたりするのも、面 白いかもなあ……。こういう空想を始めると、時々止まらなくなるので、このへんでやめておくが。

 こんなゲームができると、再びゲームで徹夜してしまいそうだ。

先頭へ  最後尾へ


057(02/12/03)
来年のメルマガ発表で

 さて。来年のメルマガについて本日、発表した。次は1960年への旅をしてみようと思うけれど、正直言って、「1960年にタイムマシンで飛んでいけたら楽しいね」は、ちゃんと発行を続けられるかどうか、不安に思っている。

 以前にも書いたことだが、とりあえず1960年1月の新聞縮刷版に目を通 して見たものの、あまりにも昔すぎて、関心を持てるニュースがほとんどないのだ。新聞記事に登場してくる政治家や著名人、俳優やタレントさんだって、今はもう活躍していないか、みんなが忘れてしまった人がほとんど。僕自身、当時はまだ3歳だから、世の中のことなんて全然覚えていない。

 メルマガづくりは、まず、図書館から縮刷版を借りてきて、全ページに目を通 し、面白そうなネタをピックアップすることから始まる。主だったページはコピーしておき、編集時にもう一度記事を読み込んで原稿を書いている。ただ、わからないことがいっぱいあるので、別 途資料を借りたり、ネットで検索した上でないと、おいそれとは書けない。

 「調べないと書けない」ことが、1960年にはあまりに多すぎる。何だかもう、別 の国の歴史を一から勉強しているような感覚なのだ。これが12月まで続けられるかどうか、僕にもまったくわからない。何とか継続できることを第一に、時には月1回の発行にせざるをえないことも出てきそうな気がする。メルマガの構成も変えなければ。

 具体的なプランは見えていないが、時間切れの見切り発車で創刊のお知らせを掲載した。さてさて、どうなりますやら。

先頭へ 1つ上へ  最後尾へ


058(02/12/07)
上記↑撤回

 さて。来年のメルマガで内容的に不安をもっている、というニュアンスのことを書いたが、何とか、いけそうな気がしてきたので、前言撤回。難しいのは確かだが、挑戦する意味がありそう。来年も何とか、月2回発行を継続できるだろう。パイロット版を制作してみて、「いける」とふんだ。

 今年は2000人以上の読者に愛読していただいた。感謝、感謝である。励ましのメールも、けっこういただく。感謝、感謝。タイムマシンシリーズは、おそらく、2004年発行予定の「1990年に……」で終止符を打つことになるだろうが、これから僕のライフワークの一つになっていきそうな予感。

 来年も、重箱の隅をつつきながら、忘れ去られた歴史をほじくり返していきたい。

先頭へ 1つ上へ  最後尾へ


059(02/12/16)
iMACダウンで大慌て

 さて。先週、愛用のiMACが全く立ち上がらなくなり、一週間にわたって混乱した。事前に、メーラーが立ち上がらなくなるなど、異様な動きがあったので、時間をかけてバックアップをとっておいたため、進行中の原稿などはすべてセーフ。ただし、ここ最近いただいたメール内容やメールアドレスはすべて消えてしまった。

 まだ購入後8ヶ月なので、当然といえば当然だが、無料でていねいなサポートをしていただいた。電話であれこれ遠隔指導を受け、どうやらハードディスク損傷の疑いが濃いとのことで、宅配便経由で修理へ。早くも昨日、ピカピカの新品状態で戻ってきた。何だか、おニューを買い換えたみたいだ。とはいえ、あれこれ初期設定やら、インストールのやり直しやら、パスワードの再入力やらで、さっぱり仕事は進まず、冷や汗たらり。レンタルサーバーへのアクセス方法を記したメモがどこかに消えてしまったのも、焦った焦った。

 皆さん、忙しいときほど、バックアップはこまめに。大きなお世話でしょうが。

先頭へ 1つ上へ  最後尾へ


060(02/12/22)
現代風俗研究会に加入

 さて。以前から気になる存在だった「社団法人・現代風俗研究会」の会員になった。風俗といってもフーゾクではない(風俗の一側面 ではある)。僕流の解釈を加えれば、戦後を中心に、現代の社会風俗や流行ごとなどを、学術的に、しかし遊び心を持って研究していこうという研究組織だ。風俗学・民俗学・社会学に関わる研究者が多く集まっており、大いに刺激を受けたいと考えて入った。

 同研究会には、そうそうたるメンバーが集まっているが、僕とは案外ゆかりのある人物が少なくない。二代目会長を務めた社会学者の多田道太郎氏とは、某社PR冊子の対談で15年ほど前にお会いしたことがある。僕は編集者兼ライターとして対談の進行役と原稿まとめを担当した。同研究会のワークショップの一つ、「プロレス文化研究会」の岡村正史氏とは、やはり10数年前、悪名高き暴露本出版社でもあるエスエル出版のパーティで一度だけ、お会いしたことがある。

 また、やはりプロレス文化研究会の世話役であり、『美人論』(リブロポート)『パンツが見える』(朝日新聞社)などの著作がある井上章一氏は、僕が個人的にリスペクトしている研究者でもある。

 12月14日に京都で行われた新年度の総会に初出席、21日には東京のメンバーで定期的に行われている「新風俗学教室」に出席してきた。この日のテーマは、横浜市立大学の川浦康至教授が案内役となった「ウエブ日記の流行学」。ジャストミートな関心領域でもあり、とても興味をそそられた。何でも、発起人の一人としてウェブ日記学会というものを立ち上げるようだ。

 一昨年から発行を続けているメルマガや、当サイト内の一部コンテンツも、風俗研究の作品といえなくもない。まだ新参者だが、何か新しい発見ができればと思う。

先頭へ 1つ上へ


続けて読む(061〜065へ)

バックナンバー