オンフィールド音楽研究所 |
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2011,03,22 063●オンフィールド音楽大賞2010 遅ればせながら、オンフィールド音楽大賞2010の発表である。さっそく、アルバム・ベスト10の発表。
上位3作品は、もう昨秋の段階で固まっていた。とくにアーケイド・ファイアの1位は文句なしの1位。グラミー賞の後に発表することになったのが悔やまれる。今年あたり来日をしてほしいと切望しているのだが。 2010年の洋楽シーンは、UK勢の沈滞と、US勢とくにUSインディーズの隆盛ぶりが顕著だった一年だったと、各誌で総括されている。そのなかでUKのフォールズ「トータル・ライフ・フォエバー」は一筋の光明だった。 そして、どの音楽誌でも年間アルバムランキング下位にすら入っていないが、5位のフライトゥンド・ラビット「ザ・ウィンター・オブ・ミックスド・ドリンクス」は、UKにもUSインディーズの風が吹いていることが感じられた作品だった。7位に入れたフュージョン系のジャガ・ジャジスト「ワン・アームド・バンディッド」は、ロックファンには馴染みが薄いかもしれない。結果的に、アイスランドやノルウェーを含む欧州勢と、カナダを含む全米勢が5枚ずつ、というランキングになった。 例年にもまして、今回はとくに個人的な好みを鮮明に評価をつけたつもりだ。一応、それぞれのアルバムが、日本のメジャーなロック誌で何位にランキングされていたかも、参考までに記しておこう。
注)RO=Rockin'on、CB=Crossbeat、SN=Snoozer、MM= MUSIC MAGAZINEの略。MMは米国、英国、ヨーロッパなど地域やジャンル別のランキングとなっている。またSNは国内アーティストも含めたランキングとなっていた。 ちなみに「クロスビート」誌の1位はヴァンパイア・ウイークエンドの『コントラ』だった。これは概ね理解できる。それはそれとして、「SNOOZER」誌の1位はザ・モーニング・ベンダーズの「ビッグ・エコー」だった。どこがいいのか、僕には全くピンと来ないのだが、多様な評価がなされるのは健康的と言っておこうか。 さらに、2010年はライヴに足繁く通った一年だった。フェスで20分以上観たアーティストも含めれば、30アクト前後のライヴを観た格好となる。このなかで、ベストライヴも挙げておきたい。
とくにウィルコの感激は忘れがたい。今年、苗場でもう一度観れると思うと、嬉しくてたまらない。 -posted by 所長@11:30 |
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