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●ネット散歩道●(03) 2002年4月1日号

2000-01発行分

2002年発行分

国辱もの? まあまあ落ち着いて


(トップページの画像は、コラム掲載当時のものです)

Japanese Engrish
http://www.engrish.com/

 まず、タイトルをじっくり見てください。えっ、「要するにジャパニーズ・イングリッシュ=和製英語ってことでしょ」ですって? 確かにそうなんですが、もう一度ようく見てください。イングリッシュのスペルが、いかにも日本人風の間違いをおかしているでしょ。そう、正しくはEngrishではなくEnglishですよね。

 このサイトは、日本だけで通じるデタラメ英語が使われた商品パッケージ、看板などの画像をたっぷり収録したユニークなサイト。おそらく、商用で西日本方面に滞在しているガイジンさんが作ったものと思われますが、次々と奇妙な英語がやり玉に上がって、ガイジンさんの笑いのタネになっています。

 こういうJapanese Engrish=間違った英語を指摘されるにつれ、思い出されるのはコピーライター時代に自分も乱発していたデタラメ英語の数々。多くの場合、グラフィックデザイナーのわがままから、「何か、デザイン的に、英語のワンフレーズがほしいんだよねー」とか言われて、和英辞典を片手にしぶしぶ適当な英語のフレーズを作り、意味もわからず「デザイン的に」英語をあしらうことで、格好いいデザインに見せてしまうという姑息な手法を、何度使ったことか。いやはや、当時の反省も込めて、このようなサイトを紹介することで罪滅ぼしをしようとしているわけで、ボクも相当姑息な人間かもしれません。

 そういえば、以前、深夜のテレビ番組で元・雑誌『Hot Dog Press』編集長の山田五郎さんが案内役になった「奇妙な果実」というコーナーがありました。ここで笑いのタネになっていたのは、諸外国、とくにアジア方面で使われていたデタラメ日本語の数々です。意味不明、誤字脱字だらけの日本語なんか見せられた日にゃ、もう、怒りを通り越して笑うしか方法はないんですよね。

 Japanese Engrishもまた然り。日本人には日本人の英語があるのだ!といきり立つ人もいるでしょうが、ここは一つ、冷静に笑い飛ばすとしましょう。ただ、口惜しいことに、英語がわからない人には、何が面白いのかよくわかりません。面白さを理解するために英語をマジメに勉強しようと動機づけになれば、きっとEngrishもなくなっていくのでしょう。あ、お前はどうなんだって? いやあ、実はボクにも、何が面白いのか今イチわからないんですよ。

関連リンク●Reading Japanese (こちらは、ガイジンさんがガイジンさん向けに作った日本語講座のサイト。日本語フォントではなく、図形で日本語を書こうとすると、こうなるのですね。)

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