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●ウエブマスター事始め<一年始末記>●(01) 2001年7月1日号
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アクセスアップの罠 人間誰しも、自分の作ったものは多くの人に評価されたい。ホームページだって同じことです。たとえどんな内容であれ、せっかく作ったのなら、アクセスはやっぱり多い方が嬉しい。 僕もやはりそうです。多くのwebマスター(ホームページの管理人)がやるように、各種検索エンジンやポータルサイト、リンク集などに、どんどん登録申請を出してネットワークの網を張り、「ご来場」してもらえる環境を整えていったわけです。 でも、当初はなかなかアクセスが伸びません。それはそうでしょう、無名なライターが作るホームページ、しかもコンテンツは地味な読み物ばかり。Hな画像や実名入りの告発記事、プレゼントやお金儲けネタもありません。開設のお知らせを出した友人・知人が、とりあえず「どんなもん作ったのか」覗きに来てくれるのが関の山だったわけです。 ネットサーフィンをしていると、アクセスカウンターが万を超えているサイトにいくつも出会いますが、そのたびに羨ましくて仕方がない。アクセスが伸びないと、どうしたら伸びるのか思案します。そうこうするうちに、アクセスアップを支援してくれるサイト、メルマガなどの存在を知るようになるわけですね。 なるほど、こういう便利なものがあったんだ。そう思って、URLアドレスを紹介してもらえるようせっせと投稿し、掲示板に書き込み、反応を待ちました。でも、いずれも大した効果がない。そんなことをやって数カ月、ようやく気づいたわけですね。アクセスアップで得をするのは、結局はアクセスアップをうたい文句にしているサイトやメルマガの発行者だけだということに。 例えば僕が知っているだけで、5万人以上の読者がいるURL紹介メルマガが数誌あります。どうしてURLを紹介するだけのメルマガにこれだけ読者がついているのか。それは、面白いサイトを見つけるために購読をし続けている人ももちろんいるでしょうが、それ以外に、自分のURLが紹介されるのを心待ちにしながら、お義理で購読し続けている人も少なくないからです。 購読者の多いメルマガに自分のURLを紹介してもらえたらアクセスが飛躍的に伸びるだろうと思い、まずは自ら購読者となった上で、自分のURLを投稿をします。いつ掲載されるのかなあと楽しみにしながら、毎回購読を続ける。だけど、購読者が多い分投稿者も多いわけですから、いずれ掲載されるとしても順番待ちが長くなる。そうして、延々と購読し続けるわけです。 こうしたアクセスアップ支援メルマガの多くは、広告だらけです。半分近くが広告になっているものもある。広告が多すぎるとメルマガ配信サイトからダメ出しされるから、どうでもいいような編集後記をずらずら書いて行数を稼ぎ、広告の比率を無理矢理下げたりするわけです。(少なくとも、僕にはそう見えます) 広告の量が多いと、ほぼ比例してメルマガ発行者の収入も増えます。これは僕の想像に過ぎませんが、5万部を日刊で発行しているメルマガが広告を7件載せたとして、ひと月に広告件数は1000万件。0.1円と計算すると100万円が収入となるわけです。実際はこれよりもかなり多いはずで、事業として十分成り立ちます。 こういうからくりが見えてくると、俺も、私も、アクセスアップ支援メルマガを発行して一儲けしようという輩が増えてきます。「まぐまぐ」でも「melma!」でも結構ですが、アクセスアップ(ホームページ紹介)カテゴリをご覧ください。アクセスアップを歌い文句にしたメルマガが何十誌もある。異常なくらいに多い数です。だけど、ゼロの状態から始める場合は創刊当初は紹介すべきURLのネタがない。巧くできたもので、そういうメルマガ発行者向けに、URLネタを有料で提供するサイトなども出てくるわけです。 説明が長くなりましたが、要するに、アクセスアップ支援サイトやメルマガに群がる人たちは、アクセスアップを願う人だらけで、純粋に面白いサイトを探している読者など大して多くないわけです。そんなアクセスアップ支援サイト、メルマガに望みを託したってアクセスが増えるはずがない。たとえ増えたとしても、ひやかしの訪問が一時的に増えるだけでしょう。 あれこれ試してきて、結局は気づくのですね。URL紹介メルマガへの投稿を全否定はしないけれど、地道にコンテンツを充実させていくことが、結局は最大のアクセスアップなんだと。 |
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