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●見聞録●(05) 2001年5月1日号
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ロッテ・チョコパイの濃密なコミュニティ ロッテの「チョコパイ」って、知ってますか? 森永のロングセラー商品「エンゼルパイ」の向こうを張って出した商品と思われますが、たまたまコンビニで購入し、まじまじと商品を見ていたく感激しました。
まず、コンビニやスーパーなどでよく見かける6個入りパッケージ商品(写真上)の裏面を見てください。ここにはチョコパイを使ったデザート作りレシピが1つ紹介されています(写真下)。何と言っても、圧巻は写真左の「ウエディング・ケーキ」。ロッテの「トッポ」を柱に、ロッテの「チョコパイ」を3つ重ね、やはりロッテの「コアラのマーチ」を散りばめるというアイデア。これはもう、バカバカしさを通り越して、感動すらこみ上げてきます。食材のパッケージにレシピ提案を刷り込む例はいくらでもあるけれど、ここまで徹底的に「誰がやるんだ、こんなこと」と思えるような提案を大真面目にやっている商品って、そうそうないと思う。
中身を開けて、さらに発見をしました。チョコパイを個装したフィルムの裏面には、チョコパイファンからのお便りが紹介されているではないですか。いくつか、紹介しちゃいましょう。 ●数cm幅に切ったチョコパイをカチカチに凍らせ、ブランデーやラム酒、コーヒーリキュール等に軽くつけながら、ちょっとオシャレに(埼玉県・26歳・女性) ロッテのチョコパイは、これまでも何度かパッケージなんか見ずにバクバク食べていたと思いますが、人から指摘されて初めてこの「チョコパイ・ワールド」を知ってから、お菓子の陳列棚を物色していてもついつい手が伸びてしまう。僕に限って言えば、ロッテの作戦は見事に当たったわけです。 素直に本音を言えば、かつて雑誌『素敵な奥さん』によく掲載されていたような、あるいは「伊東家の食卓」で紹介されるような、「ヒマな主婦が工夫に工夫を重ねた、どーでもいい(かもしれない)アイデア」ともいえます。しかし、単に消費されていくだけの運命であるお菓子商品を、投稿コーナーを設けた雑誌のようなメディアに仕立て上げて、濃密な「チョコパイ・ワールド」のコミュニティを形成している点で、お見事と言うしかありません。 100円菓子や安売りセールに流されないように付加価値をもたせる作戦でもあるのでしょうが、メーカーの商品に対する愛情のようなものも感じられ、バカバカしいなあと思いつつも、応援したくなるんですね。 関連リンク●「ロッテ チョコパイスペシャルニュース」 |
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