Archives 【アーカイブス】
書庫2怒濤の胸キュンポップス劇場 〜キミのハートはストップモーション〜

TOPページヘ

エルトン・ジョン
ロボ
ビージーズ
リンジー・ディ・ポール
ニック・デカロ
カーペンターズ
ジム・クロウチ
ジャニス・イアン
ギルバート・オサリバン
ベイ・シティ・ローラーズ
O・V・ライト
フィービー・スノウ
マーク=アーモンド
ケニー・ランキン
アバ
スレイド
スリー・ディグリーズ
スージー・クアトロ
ジョアン・ジルベルト
ジミー・クリフ
ボブ・ディラン
ジェームス・ブラウン
マイケル・フランクス
ミニー・リパートン
ダイナ・ワシントン
ジョン・レノン

編集後記

●関連リンク
「1970年代洋楽アーティスト」リンク集

●「毎日中学生新聞」(毎日新聞社)98年3月21日号 掲載

(26)ジョン・レノン

 このコーナーも、いよいよ最終回。最後は、中学生諸君への愛情を込めて、辛口のメッセージを贈るとしよう。さあ、覚悟はいいか。

 おらおら、お前ら何をそんなに苛立っているんだ。ナイフやエアガンを持って何をしようってんだ。

 腹が立つこと、いっぱいあるだろう。ムカつくこと、いっぱいあるだろう。その、溜まりに溜まった負のエネルギーをすべて、表現活動につぎ込め。怒りを歌にしろ。絵にしろ。踊りにしろ。芝居にしろ。

 どうやったら自分の思いを伝えられるか、しっかり考えながら、メッセージをしたためてみろ。その方が、お前たちの言いたいことは他人の心に響き渡る。

 僕は自分の悩みや苦しみを、小学生時代は漫画にした。中高生時代は詩にした。大学生時代は映画にした。表現活動を通じて何かを伝える訓練をした日々が、今を支えている。

 ジョン・レノンもまた、自分の表現欲求を音楽にぶつけてきた男だ。反戦を歌い、女性差別の撤廃を歌い、大衆音楽としてのエンターテインメント性を保ちながら、メッセージを放ち続けた。数多くのゲリラもテロ活動を通じてメッセージを発信したが、そんなものは誰の心にも響かなかったよ。

 日本からはドリカムも参加して、彼のトリビュートアルバムが発表されるという噂を聞いた。いかにその影響力が強いものであったかが、わかろうというものだ。ジョンの歌にどんなメッセージが託されていたのか、じっくりかみしめてみるがいい。

 お前らに必要なのは、ナイフでもエアガンでもない。怒りを表現するペンであり、言葉であり、楽器なのだ。

当サイトでは、新聞・雑誌などで発表した原稿のなかから、事実上、バックナンバーの取り寄せが困難になった媒体に発表したものに絞って、公開しています。