|
Archives
【アーカイブス】
|
書庫2●怒濤の胸キュンポップス劇場
〜キミのハートはストップモーション〜
|
|
エルトン・ジョン ●関連リンク |
●「毎日中学生新聞」(毎日新聞社)98年3月21日号 掲載 (26)ジョン・レノン このコーナーも、いよいよ最終回。最後は、中学生諸君への愛情を込めて、辛口のメッセージを贈るとしよう。さあ、覚悟はいいか。 おらおら、お前ら何をそんなに苛立っているんだ。ナイフやエアガンを持って何をしようってんだ。 腹が立つこと、いっぱいあるだろう。ムカつくこと、いっぱいあるだろう。その、溜まりに溜まった負のエネルギーをすべて、表現活動につぎ込め。怒りを歌にしろ。絵にしろ。踊りにしろ。芝居にしろ。 どうやったら自分の思いを伝えられるか、しっかり考えながら、メッセージをしたためてみろ。その方が、お前たちの言いたいことは他人の心に響き渡る。 僕は自分の悩みや苦しみを、小学生時代は漫画にした。中高生時代は詩にした。大学生時代は映画にした。表現活動を通じて何かを伝える訓練をした日々が、今を支えている。 ジョン・レノンもまた、自分の表現欲求を音楽にぶつけてきた男だ。反戦を歌い、女性差別の撤廃を歌い、大衆音楽としてのエンターテインメント性を保ちながら、メッセージを放ち続けた。数多くのゲリラもテロ活動を通じてメッセージを発信したが、そんなものは誰の心にも響かなかったよ。 日本からはドリカムも参加して、彼のトリビュートアルバムが発表されるという噂を聞いた。いかにその影響力が強いものであったかが、わかろうというものだ。ジョンの歌にどんなメッセージが託されていたのか、じっくりかみしめてみるがいい。 お前らに必要なのは、ナイフでもエアガンでもない。怒りを表現するペンであり、言葉であり、楽器なのだ。 |
| 当サイトでは、新聞・雑誌などで発表した原稿のなかから、事実上、バックナンバーの取り寄せが困難になった媒体に発表したものに絞って、公開しています。 | |