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【アーカイブス】
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書庫2●怒濤の胸キュンポップス劇場
〜キミのハートはストップモーション〜
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エルトン・ジョン ●関連リンク |
●「毎日中学生新聞」(毎日新聞社)98年1月10日号 掲載 (21)ボブ・ディラン 大学時代にアマチュア映画を撮っていたとき、1人のフォークシンガーと出会った。名前を三浦久という。ヒット曲はない。アルバム3枚を出して、メジャーの世界から姿を消した。今は70年代フォークのリバイバルブームで、有名なシンガーの作品はCDで再発売されているが、彼のアルバムは廃盤のままだ。 彼は、フォークシンガーというより、詩人に近い印象だった。映画の出演交渉で自宅へ遊びに行くと、そばにあったギターをポロロンとつま弾きながら「松ぼっくり」という曲を披露してくれた。 好きなときに詩を書き、メロディーに乗せて歌い、それで生活を成り立たせている。こんな風に生きて行けたら素敵だなと思ったよ。 彼が心から敬愛していたのがボブ・ディランだ。ディランのように生きたいと思い、彼はギターを手にした。たった1人のシンガーが、また1人のシンガーを生み出したわけだ。人生のお手本になるような人と出会えるってのは幸福だよな。キミたちも、そんな人と早く出会えるといいよな。 三浦さんがイチ押ししてくれたディランの曲は、アルバム「ストリート・リーガル」に収録されている「イズ・ユア・ラブ・イン・ヴェイン」。これを聴くたびに、照れくさそうにギターをつま弾いていた三浦さんの姿が浮かんでくる。 あれから20年。親交は途絶えたが、ブルース・スプリングスティーンのアルバムに「訳詞・三浦久」のクレジットを見つけて嬉しくなった。機会があれば、また三浦さんの歌声が聴きたいよ。
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