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【アーカイブス】
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書庫2●怒濤の胸キュンポップス劇場
〜キミのハートはストップモーション〜
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エルトン・ジョン ●関連リンク |
●「毎日中学生新聞」(毎日新聞社)97年12月13日号 掲載 (19)ジョアン・ジルベルト もうすぐクリスマス。街は今日もやけに賑やかだ。色とりどりのイルミネーション、木枯らしの中でお互いの体温を伝えあうようにして歩くカップル。そんなまぶしすぎる表通りを避けて、僕は裏道を歩く。 そういえば、初めて異性を好きになった時、友達から1冊の本を紹介してもらった。『詞集たいまつ』(むのたけじ著)という箴言集なのだが、こんな言葉があったよ。「愛したからといって、愛されるとは限らない」。 考えれば当たり前の話だけど、中学生の僕の心にグサグサと突き刺さったことを覚えている。人生は、何てもどかしい営みなのだろうと思ったね。 もう一度あの言葉をかみしめてみる。まあいいさ。ジョアン・ジルベルトの「イマージュの部屋」というボサノバのアルバムでも聴きながら、静かにクリスマスを過ごすとしよう。 カップルでクリスマスを迎える人間なんて、半分もいやしない。残りの独り者は、友人とカラオケパーティで騒いだり、テレビでも見ながら時間をやり過ごしているのさ。 僕は部屋の灯りを消し、ジルベルトの優しい歌声を聴きながら、ベランダで星でも眺めるとするか。そう、流れ星は東京の夜空にだって、降ってくるかもしれないからな。
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